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Praxitron|アフォーダブルなデュアルエクストルーダー付き3Dプリンター

※本記事は他社製品の紹介です。ご希望の方は、下記のボタンをクリックし、外部サイトにてご購入ください

¥129,250

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エンジニアの情熱が生み出した次世代 3D プリンター

Praxitron を開発したのは、香港を拠点とするチームで、3D プリンティングへの情熱がモチベーションの源となっている。チームメンバーは FDM(溶融積層造形)から SLA(光造形)まで、さまざまな 3D プリンティング技術に精通したメーカーたちで、過去 1 年間をかけて試作機の改良を重ね、現在は量産に備えた完成度の高いプロトタイプを有している。展示会やトレードショーで集めた潜在的なユーザーのフィードバックを取り入れ、実用性と性能のバランスを最適化した点が、同製品の魅力の一つだ。

Kickstarter のプロジェクトページでは、「誰もが手軽に複合材料プリントができる時代を作る」と掲げており、従来の単一エクストルーダー型プリンターの課題を解決することを目指している。例えば、材料交換時の時間ロスや廃材の発生、複雑な組立て作業などを改善し、初心者から上級者まで幅広く利用できる製品を目指している。

Praxitron の特徴:従来の常識を覆す 6 大技術革新

1. デュアルエクストルーダー設計による多様な表現可能性

Praxitron の最大のアピールは、独立型デュアルエクストルーダー(IDEX: Independent Dual Extruder) である。この設計により、2 種類の材料や色のフィラメントを同時にプリントすることが可能で、複雑な形状や多材質の組み合わせが一気に実現できる。例えば、プラスチックの本体にゴム質のグリップ部分を一体成型したり、耐熱性の高い材料と柔軟性のある材料を組み合わせた部品を作ることができる。これまでは手作業で組み立てる必要のあった複合部品も、一度に成型できるため、生産効率が格段に向上する。

また、ノズルのサイズを使い分けることで、精度と強度のバランスを最適化できる。細いノズル(0.4mm)で精密な外壁を、太いノズル(0.8mm)で内部の補強構造を同時にプリントすることで、軽量かつ高強度の製品が作れる。これは航空宇宙部品や自動車部品の原型制作など、実用的な用途にも適している。

2. マルチカラープリントと廃材削減の両立

多色プリントでは、従来型のプリンターではフィラメントを手動で交換する必要があり、作業が煩雑だった。しかし Praxitron では、2 つのプリントヘッドが自動的に材料を切り替えるため、作業中の中断がなく、スムーズにカラフルなデザインを作成できる。特に、グラフィックデザインや芸術作品の制作において、この機能は画期的だと言える。

さらに、材料の無駄遣いを最小限に抑える点が大きな魅力だ。従来の自動材料交換システムでは、交換時に材料が捨てられることが多かったが、Praxitron のデュアルヘッド設計により、材料の切り替え時の損失を 95% も削減している。これは環境負荷の低減にもつながり、サステナブルな製造を目指すユーザーにとって魅力的なポイントだ。

3. ユニボディ設計による安定性と使いやすさ

本体構造には、ユニボディ(一体成型)チャシス を採用しており、組み立て作業が一切不要だ。箱から取り出し、電源を入れてフィラメントをセットするだけで使用できるため、初心者でも簡単に始められる。この設計は振動を最小限に抑え、プリント精度を向上させる効果もあり、±0.1mm の高精度を実現している。

また、コンパクトなデザインでありながら、プリントスペースは 350x350x450mm³ と十分な大きさを確保している。デスクトップに置いても邪魔にならず、移動性も優れている。保守面でも分解が容易で、ノズルの交換やクリーニングが簡単にできるため、メンテナンス負担が少ないのも魅力的だ。

4. オートベッドレベリングで失敗を防ぐ

プリントベッドのレベル調整は、3D プリンティングで最も時間がかかる作業の一つだ。しかし Praxitron には、圧電センサーを搭載したオートベッドレベリング機能 が備わっており、自動的にベッドの傾きを補正してくれる。これにより、初層の接着不良やプリント中のがたつきを防ぎ、成功率を大幅に向上させている。特に、経験の少ないユーザーが苦労する部分を解決した点で、大きなアドバンテージだ。

5. リアルタイムモニタリングで遠隔操作が可能

本体に内蔵されたカメラにより、パソコンやスマートフォンからプリント状況をリアルタイムで確認できる。外出中でもプリントが正常に進んでいるかどうか確認でき、問題が発生した場合はすぐに対応できる。また、フィラメントの残量を検知するセンサーも搭載しており、断線や詰まりを防ぎ、プリントの中断を最小限に抑えている。これらの機能は、生産現場での連続運用や多台運用にも適している。

6. モジューラー設計による柔軟性と長寿命化

ノズルやエクストルーダーユニットは着脱が容易なモジューラー設計 となっており、必要に応じて交換することができる。例えば、0.2mm の細いノズルを使って精密なディテールを表現したり、0.8mm の太いノズルを使って速いプリントを行うことができる。サポート材料として PVA や HIPS を使う場合も、専用のエクストルーダーユニットを取り付けるだけで対応できる。

また、ユニボディ構造により機械的ストレスが軽減され、装置の寿命が延びる。従来型の組立式プリンターでは、長期使用で部品のゆるみや破損が生じやすかったが、Praxitron ではそのような心配が少ない。保守性と耐久性のバランスが取れており、商業用途での活用も十分に想定される。

その他の魅力的な仕様

プリンター本体には 7 インチのタッチスクリーンが搭載されており、直感的な操作が可能だ。設定やプリントデータの確認が画面操作で簡単に行え、ユーザーフレンドリーなインターフェイスを備えている。また、オープンソースのソフトウェアに対応しており、ユーザー独自のカスタマイズも可能だ。3D モデリングソフトウェアとの連携性も高く、STL ファイルの読み込みやサイズ調整がスムーズに行える。

まとめ:未来の 3D プリンティングを切り拓く画期的な製品

Praxitron は、デュアルエクストルーダーの可能性を最大限に引き出した製品であり、従来の 3D プリンターの課題を解決することで、幅広い層のユーザーに魅力を発揮している。デザイナーやクリエイターは多色プリントや複合材料による表現力を、企業は生産効率の向上を、初心者は簡単なセットアップと高成功率を求めるだろう。

3D プリンティング技術がますます普及する中で、Praxitron はそのハードルを下げ、より多くの人がこの技術を手に入れられる機会を作っている。デュアルエクストルーダーの可能性を知りたい人、より効率的なプリンティング環境を求める人、そして新しい技術に挑戦したい人にとって、この製品は間違いなく注目に値する存在だ。Kickstarter のキャンペーン期間は限られているため、早い段階で検討してみるのも良いだろう。