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Featureシリーズ: Life Upgrade

年賀はがきは5.6億枚に。2027年の年賀状を続ける・やめる・スマホで作る段取り

12月19日にポストへ入れた年賀状は、今年は元日に届きません。暦が変わった年に、続ける人、スマホへ移る人、やめる人がそれぞれ何をいつまでにすればいいかをまとめました。

Modern-G 編集部約4分で読めます
一枚のはがきの輪郭が少し傾いて浮かび、その横にスマートフォンの輪郭が並ぶ、抽象的なイラスト
イラスト:Modern-G

12月19日の夜、書き上げた年賀状の束をポストに入れる。去年までなら、ちょうどよい頃合いでした。2027年用の年賀状では、これが元日には届きません。

日本郵便は8月31日、2027年用年賀はがきの概要を発表し、年賀状の引受開始日を12月15日から20日に繰り下げました。19日以前に出したものは、通常の郵便として年内に配達されます。売り場の数字も動いています。当初の発行枚数は5.6億枚で、前年の7.5億枚の約74.3%です。

続けるか、スマホに移すか、やめるか。どれを選ぶにしても、今年の暦を先に押さえておくと段取りが組みやすくなります。

暦は、5日ほどうしろへ

2027年用年賀状の日程を縦に並べた図。11月2日、年賀はがき販売開始。12月19日以前に出すと通常郵便として年内に届く。12月20日、年賀状の引受開始(昨年までは15日)。12月27日、元日に届けるための差し出しの目安(昨年までは25日)。1月1日と1月3日、三が日の配達日。1月15日、年賀はがきの販売終了(昨年までは10日ごろ)。
2027年用年賀状の日程(日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」2026年8月31日をもとに作図)Modern-G作図
  • 11月2日(月):年賀はがきの販売開始。郵便局のネットショップは10月26日から注文を受け付け
  • 12月20日(日):年賀状の引受開始。19日以前に出すと、ふつうの郵便として年内に届く
  • 12月27日(日):元日に届けるための差し出しの目安(昨年までは25日)
  • 1月1日と1月3日(日):三が日の配達日
  • 1月15日(金):年賀はがきの販売終了(従来は1月10日ごろ)

日本郵便は一連の変更を、利用者の「遅出し傾向」に合わせたものと説明しています。販売終了を延ばした理由には、届いた年賀状に返信したいという需要も挙げました。引受開始を遅らせても配達が遅れることはない、としています。27日はあくまで目安で、同社の表現は、27日までに出された年賀状も元日に届けられるよう「取り組んでまいります」です。

続ける:はがき代と、作り方

無地とインクジェット紙の年賀はがきは1枚85円で、通常のはがきと同じ料金です。寄付金付きは90円で、うち5円が寄付金になります。一部の地域で売られる広告付きは80円です。

デザインまでスマホで済ませたい人には、日本郵便自身の選択肢があります。同社が11月2日から公開すると発表した「はがきデザインキット」のスマホアプリ版は、作ったデザインを自宅のプリンターで印刷できるほか、セブン-イレブンのマルチコピー機から出力する「コンビニはがきプリント」にも対応しています。印刷して届けてもらう「郵便局のプリントサービス」は、Webからの申し込みが2027年1月15日18時まで。窓口のカタログでの年賀状印刷は12月23日までです。

民間の年賀状アプリや印刷サービスも数多く、締め切りはそれぞれ違います。どれを使うにしても、仕上がりが届く日、または投函される日が27日に間に合うかを確かめておくと安心です。

スマホで送る:届くのは、つながっている相手まで

LINEやSNSでのあいさつには、はがき代も印刷代もかかりません。日本郵便のはがきデザインキットも、作ったデザインをLINEで送ったり、画像にしてXやインスタグラムで共有したりできる作りになっています。

ただ、デジタルのあいさつが届くのは、すでにメッセージでつながっている相手だけです。住所は知っていても連絡先は交換していない人、スマホでのやりとりを好まない親戚、仕事の相手。年賀状の宛名リストとスマホの連絡先は、思ったより重なっていないことがあります。一度に全員を切り替えるより、宛名リストを見ながら、メッセージで届く人と、はがきで届けたい人を分けておくと、取りこぼしが出にくくなります。

やめる:最後の一枚に書くこと

日本郵便の今年の発表資料は、冒頭で「年賀状じまいを考えている方も、今年も大切なあの人へ想いを伝えてみませんか」と呼びかけています。続ける人向けに「年賀状じまいしません」というデザインまで用意しました。売る側の資料にこの言葉が載るほど、やめることは珍しくない選択になった、と読めます。

やめる場合、最後の年賀状に、来年から控えること、これまでへのお礼、これからの連絡手段を一言ずつ添えると伝わりやすいでしょう。たとえば「勝手ながら、今年をもちまして年始のごあいさつを控えさせていただきます。長いあいだありがとうございました。これからはメールやLINEでお便りできればうれしいです」。理由を詳しく書く必要はありません。相手にも同じようにやめてほしい、と読める書き方は避けたほうが角が立ちません。

手元に残ったはがきの扱いも、日本郵便のQ&Aに載っています。2026年用の余った年賀はがきは2027年用の年賀はがきには替えられませんが、通常のはがきや切手には1枚6円の手数料で交換できます。近親者の不幸で服喪する場合は、販売期間内に申し出れば手数料なしで交換できます。

元日に間に合わなかった返事や、出さないと決めた年に届いた年賀状へのお礼には、寒中見舞いという形もあります。郵便局の寒中見舞いはがき印刷は、2027年1月15日まで受け付けています。

Sources

  1. 日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」2026年8月31日(PDF)(2026年10月29日確認)(新しいタブで開きます)
  2. 日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがきの券種一覧」別紙1(PDF)(2026年10月29日確認)(新しいタブで開きます)
  3. 日本郵便「はがき」(2026年10月29日確認)(新しいタブで開きます)
  4. 日本郵便 Q&A「昨年の余った年賀はがきは、今年の年賀はがきへ交換できますか?」(2026年10月29日確認)(新しいタブで開きます)
  5. 日本郵便 Q&A「お年玉付年賀はがきは無料交換できますか?」(2026年10月29日確認)(新しいタブで開きます)

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