「BLACKJACK™」は、米国のアウトドア用品デザイン会社Bomber & Companyが開発した、革新的なマネークリップ兼ポケットナイフです。見た目は洗練されたミニマリズムを追求したカードホルダー。しかしその内部には、日常のさまざまなシーンで活躍する小型ナイフ、ボトルオープナー、プライバー（てこ）、さらにはドライバーとしても使えるフラットヘッドまでが巧妙に収納されています。
このプロダクトは、アウトドアの現場だけでなく、都市生活の中でも真価を発揮する“Everyday Carry（EDC）”ギアとして設計されており、携帯性・実用性・デザイン性のすべてを高次元で融合させています。重量わずか約30g、全長8.5cmというコンパクトサイズながら、日々のタスクに確実に応える力強さを備えた逸品です。
Kickstarterでは開始からわずか数日で目標金額を大幅に上回る支持を集めており、ミニマリストやガジェット愛好家を中心に注目を集めています。
BLACKJACK™の特徴
BLACKJACK™の魅力は、見た目のシンプルさとは裏腹に、細部に至るまで計算された多機能性にあります。
まず注目すべきは、使用されている素材。ナイフの刃と本体部分には、耐久性と錆びにくさで定評のある「440カーボンステンレス鋼」が採用されています。この高級鋼材は、硬度58〜60HRC（ロックウェル硬度）という堅牢さを持ちながら、日常使用におけるメンテナンス性にも優れています。これまでBomber & Companyが10年以上にわたりナイフラインで使用してきた実績が、その信頼性を裏付けています。
ナイフ部分は、パッケージの開封や紐のカット、果物のスライスから段ボールの開梱まで、多様な日常タスクに対応。ブレードには小さな穿孔が施されており、これによって切断時の摩擦が減少し、滑らかな操作性を実現。さらに、切る対象が食材であっても、刃に貼り付かずスムーズに作業できるよう配慮されています。
BLACKJACK™の大きな特徴は、ナイフだけではありません。マネークリップとしての役割も抜群です。最大でクレジットカード3枚、または紙幣10枚をしっかりとホールド可能。ミニマルな財布としても成立するため、従来のウォレットとポケットナイフをそれぞれ持ち歩く必要がなくなり、日常の持ち物を劇的に簡素化できます。
さらに、プライバーとフラットヘッド（マイナスドライバー）としても使用可能な設計が組み込まれており、例えば塗料缶の開封、釘やホチキス針の引き抜き、ちょっとしたネジの締め直しなど、ちょっとしたDIYにも対応。これだけの機能が約1オンス（31g）という軽さに収められている点は特筆すべきです。
もちろん、日常で欠かせない「ボトルオープナー」機能も搭載。アウトドアやパーティーなどの場でも活躍すること間違いなしです。
持ち運びに関しても、抜群の利便性を誇ります。サイズはコンパクトながら剛性に優れ、ジーンズのポケットやバックパック、さらには財布の中やキーケースにもすんなり収まる構造。使用時以外は完全に目立たず、必要なときにさっと取り出せるスマートさは、多くのEDCギアの中でも頭一つ抜けている印象です。
将来性
BLACKJACK™の登場は、EDC市場において明確な一石を投じるものであり、その応用範囲は今後ますます広がることが予想されます。なぜなら、これまで“刃物”と“財布”という一見交わらなかった2つの機能を、高次元で融合することに成功したからです。
都市生活者にとって、「携帯できる刃物」は一部制限される場面もありますが、BLACKJACK™はそのコンパクトさと隠蔽性ゆえに、実用性を維持しながら合法性にも配慮された設計となっています（※各地域の法律に準じた使用は必要です）。このスマートなアプローチは、法規制が厳しくなる社会においても、ギアとしての存在意義を保ち続ける要素です。
さらに、Bomber & Company自体の信用性もBLACKJACK™の将来性を支える柱となっています。過去8回にわたるKickstarterプロジェクトはすべて成功しており、その多くが納期前倒しでの納品を実現しています。これまで培ってきた製造ネットワークや品質管理体制があるからこそ、今後も新たなラインナップやアップデートが期待できます。
環境への配慮も見逃せません。BLACKJACK™は、軽量なリサイクル素材を使ったパッケージングを採用し、製造から流通まで一貫して低炭素フットプリントを目指した設計になっています。このようなサステナビリティへの姿勢は、今後のグローバル市場での評価にも直結する重要な価値です。
将来的には、BLACKJACK™を核にしたマルチツール・シリーズや、モジュール方式によるカスタマイズ展開など、製品の幅を広げる余地も十分にあります。もはやこのギアは「ナイフ付きクリップ」ではなく、「持ち歩くべき日常の定番」として、ユーザーの生活を確実に変えていくことでしょう。
