軽いトレッキングポールは珍しくない。折りたためるモデルも、カーボンを使ったモデルもある。それでも、いざ山へ持っていく一本を選ぼうとすると、どこか似たような道具ばかりに見えてしまったことはないだろうか。機能を優先すれば無機質になり、見た目を優先すれば今度は重量や携帯性が気になる。さらに写真を撮るための三脚やスマートフォンスタンド、夕方に使うライトまで加われば、「身軽に自然を楽しみに来たはずなのに」とバッグの中身が膨らんでいく。
NATORAが魅力的なのは、そんなアウトドアの小さな不満を、一つの道具の中で丁寧にほどいているところだ。天然竹の柔らかな表情に、その内側を支える高品質カーボン。110cmモデルで約120gという軽さ、コンパクトにまとまる三段折りたたみ構造、そしてスマートフォンやアクションカメラ、LEDランタンなどへ用途を広げられる拡張性まで備えている。歩くための道具でありながら、歩いた先で何を楽しむかまで考えられている。 NATORAは、トレッキングポールという存在をもう一歩自由にしてくれる一本だ。
NATORAの特徴
天然竹×フルカーボンコア。軽さと美しさ、そのどちらも手放さない
NATORAをひと目見て印象に残るのは、天然竹ならではの節と木目だ。しかし、その美しさだけでこの一本を語ることはできない。薄く加工した天然竹の内側には高品質カーボンの芯材が通されており、竹の穏やかな表情とカーボンの軽さ・剛性を一つに重ねている。自然の景色に似合う道具でありながら、山で軽快に扱うための機能性も妥協していない。
重量は105cmで約115g、110cmで約120g、115cmで約125g、120cmでも約130g。さらに三段に折りたため、収納時はモデルによって約33〜36cmまでコンパクトになる。 120gという数字だけを見れば、単純に「軽い」と感じるかもしれない。しかし、その価値が本当にわかるのは歩き続けたあとだ。トレッキングポールは一歩ごとに手で前へ振り出し、その動作を長時間繰り返す。わずかな重量差でも、積み重なれば扱いやすさの違いにつながる。使わない時間にはバックパックへ収めることを考えても、手にしているときも、持ち運んでいるときも負担を抑えやすいことは大きな魅力だ。
一方で、ただ軽量化だけを追い求めたわけではない。NATORAは軸方向荷重試験も実施し、軽さと支えとしての実用性のバランスにも向き合っている。なお、試験結果は所定条件下での測定によるものであり、実使用時の耐荷重を保証するものではない。 軽さを競うためではなく、歩く時間を軽快にするための約120g。 そう考えると、この数字の意味が変わって見えてくる。
握る位置を変えるだけ。山道の変化に、もっと自然に応えられる
平坦な道から登りへ入り、登りを越えれば今度は急な下りや岩場が待っている。山では地形が絶えず変わるため、そのたびにポールの長さを細かく調整するのは意外と煩わしい。NATORAは長めのEVAロンググリップを採用し、状況に応じて握る場所を変えられる。手を少し上へ、あるいは下へ移動することで、地形の変化に合わせやすく、自然な姿勢を保ちやすい。
これは派手な機能ではない。けれど、長く歩けば歩くほど、「いちいち立ち止まって調整しなくていい」ことのありがたさがわかる。ストラップも幅広・厚手に設計され、肌側にはソフト素材を採用。さらに手の大きさに合わせてフィット感を調整できるため、自分にとって心地よい握り方をつくりやすい。道具に身体を合わせるのではなく、道具のほうを自分の手に寄せられるのだ。
手首への違和感や握りにくさは、歩き始めには小さな問題でも、数時間後には無視しにくいストレスになる。だからこそ、手元を気にする時間を減らし、そのぶん足元や景色、同行者との会話へ意識を向けられる設計には価値がある。本当に快適な道具とは、使っていることを意識させすぎない道具なのかもしれない。
3秒ですっきり収納。使わない時間までスマートに
トレッキングポールの使いやすさは、歩いている最中だけでは決まらない。登山口へ向かう電車や車の中、平坦な区間へ入ったとき、休憩中に両手を空けたいときなど、「今は使わない」という時間も意外に長い。NATORAは三段折りたたみ構造によって、約3秒ですっきりとコンパクトに収納できる。シンプルなロック構造によって素早くセットしやすく、必要なときはすぐ使い、不要になれば迷わずしまえる。この小気味よさが、山での行動リズムを途切れさせにくくしてくれる。
さらに収納時には、地面に触れる杖先とグリップが接触しにくい構造を採用。泥や砂が付きやすい先端と普段握る場所が触れにくいため、バックパックへ戻すときのちょっとした不快感まで抑えられる。コンパクトさとは、単に小さくなることではない。出す、歩く、しまう。その一連の動作に余計なストレスを残さないことに、NATORAの携帯性の価値がある。
そして今回は、さらに嬉しい特典も用意されている。MakuakeでNATORAを応援購入した方には、全ポールセットを対象に専用収納バッグをプレゼント。 軽量でありながら裂けにくさに配慮したリップストップ生地を採用し、折りたたんだNATORAをすっきりまとめて持ち運べる。一般販売予定価格990円(税込)の専用品がセットになるため、購入後に別途収納ケースを探す手間もない。使い終わった一本をきれいにまとめ、そのまま次の山行へ持ち出せる。「収納まで含めてNATORA」という完成された使い勝手を、最初から味わえる特典だ。
歩く、撮る、残す、照らす。一本にできることが増えていく
NATORAを一般的なトレッキングポールと大きく分けているのが、標準規格の拡張マウントだ。オプションの拡張アクセサリーを組み合わせることで、GoProやDJI Osmo Actionなどのアクションカメラ、1/4インチ対応のコンパクトカメラ、スマートフォンなどへ用途を広げられる。さらにLEDランタンを活用するスタイルも想定されており、歩行を支えるだけだった一本が、アウトドアで過ごす時間そのものを支える道具へと変わっていく。なお、組み合わせによっては非対応となる場合があり、ランタン用アタッチメントは現在開発中となっている。
この機能の魅力は、「いろいろなものを取り付けられる」というスペックそのものではない。これまで用途ごとに持ち歩いていた道具を増やさず、手元の一本に新しい役割を与えられることにある。山頂で仲間全員の写真を残したいとき、スマートフォンを岩へ立てかけたり、小型三脚を別に用意したりする手間を減らせる。アクションカメラやコンパクトカメラを固定したい場面でも、NATORAが撮影を支えるベースになる。
しかも標準規格だから、付属アクセサリだけに使い方を縛られず、対応する市販アクセサリとの組み合わせも楽しめる。 歩いているときはトレッキングポール。立ち止まれば、撮影やアウトドアでの楽しみを広げる一本へ。 別の荷物を増やすのではなく、今ある一本の可能性を増やしていく。この発想こそ、NATORAの拡張性を魅力的にしている。デバイスの推奨搭載重量は250g以下で、使用時は歩行を避け、ポールを安定させた状態で使用する必要がある。
プリントではない、本物の天然竹。その一本だけの表情を手にする
NATORAを便利なアウトドアギアだけで終わらせないのが、その佇まいだ。外側に使われているのは竹柄をプリントした素材ではなく、本物の天然竹。節の位置も、木目も、色合いも一本ずつ異なる。同じNATORAという製品でありながら、まったく同じ表情の一本にはなりにくい。天然竹の個性を残しながら表面はなめらかに仕上げ、美しさを長く楽しめるよう保護加工を施し、耐水性にも配慮されている。 
その違いは、自然の中へ持ち出したときにさらに魅力を増す。光沢や強い色彩で存在を主張するのではなく、竹の穏やかな色合いが木々や土、岩の風景へ静かに馴染む。天然竹の節と木目を活かした落ち着いた佇まいは、森でも岩場でも周囲の景色を邪魔しにくい。
しかし、単なるナチュラルテイストではない。その天然竹の内側には、現代的な高品質カーボンが隠れている。外側には自然の温度、内側には現代素材の機能。 見た目の美しさと性能が別々に付け足されているのではなく、一つのシャフトの中で重なっていることがNATORAの個性を際立たせている。
そして天然素材だからこそ、画一的なカラーを選ぶのとは違った楽しみも生まれる。どんな節を持った一本と出会うのか。どんな木目や色合いが手元にやってくるのか。その偶然まで含めて、自分だけのNATORAになっていく。 どの表情の一本を手にするのだろうと想像する時間も、この商品を手に入れる楽しみの一つ。生活空間にこれが一本あるだけで、次はどこへ持っていこうかと考える時間まで少し特別になる。これまで感じていた重さや収納、撮影道具を増やす煩わしさが、次のアウトドアを待ち遠しくする快適な体験へと変わっていく。
まとめ
NATORAは、天然竹を使った美しいトレッキングポールというだけではない。天然竹と高品質カーボンを組み合わせた軽量構造、約120gの軽快さ、コンパクトな三段折りたたみ構造、握る位置を選べるロンググリップ、そしてスマートフォンやカメラ、LEDランタンなどへ用途を広げられる標準規格の拡張マウント。それぞれの機能が、山で感じる小さなストレスを減らす方向へつながっている。
荷物が少し軽くなる。調整や収納の手間が少し減る。絶景へ着いたら、その一本を使って撮影を楽しめる。そしてふと手元へ目を落とせば、自然の景色へ静かに馴染む天然竹がある。小さな不便が消えていくほど、人は道具のことを忘れ、目の前の山や旅そのものに夢中になれる。NATORAは、歩くためだけの一本ではない。歩いた先で過ごす時間まで、自分らしく楽しむための一本だ。






















