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ChatGPT・Claude・Geminiを比較。2026年秋、どのAIが誰に合うか

性能の順位表より先に見るべきは、どこにつながり、いくらをどう払い、会話がどう扱われるか。3つのAIは、その答えがはっきり違います。

Modern-G 編集部約5分で読めます
白い円の中で、左の小さな円から伸びた一本の線が黄色い点で三方向に分かれ、円、角丸の四角、六角形という形の違う3つの行き先(どれも内側に短い横線)につながる。背景には薄い同心円が広がる抽象的な線画
イラスト:Modern-G

9月から10月にかけて、3社はそろって主力モデルを入れ替えました。Anthropicは9月22日にClaude Opus 5.5を、Googleは10月14日に日本でもGemini 4 Argonを公開し、ChatGPTの料金ページにはGPT-6系のモデルが並びます。ただ、各社が自分で出すベンチマークだけでは勝者は決められません。

先に答えを書くと、GmailやGoogleドライブが生活の中心にあり、クラウドの容量も欲しいならGemini(Google AI Pro)。長い文書や資料、コードを腰を据えて任せたいならClaude Pro。画像、音声、調べもの、ちょっとしたプログラミングまで一つで広く済ませたいならChatGPT Plus。調べものや文章の手直しを時々頼むくらいなら、どれも無料版で足ります。

料金:同じ月20ドル前後でも、日本での払い方が違う

最初の有料段はどれもひと月20ドル前後か約3,000円です。違いは、払う通貨と料金に含まれるものです。

項目無料版最初の有料段その上
ChatGPT0ドルGo 8ドル/Plus 20ドルPro 100・200・500ドル
Claude0ドルPro 20ドル(年払いは月17ドル相当)Max 100ドル/Ultra 200ドル
Gemini0円AI Plus 725円/AI Pro 2,900円AI Ultra 14,500円・32,000円

出典:各社の公式料金ページとドキュメント(11月5日に確認)。ChatGPTとClaudeは米ドルの定価。

Geminiだけが日本向けページで円の月額を出しています(税込・税別の表記はページにありません)。Google AI Proには、Gmail・ドライブ・フォト共通の5TBのストレージとYouTube Premium Liteも含まれます。すでにGoogle Oneに払っている人には、AIの上乗せ分は見た目より小さくなります。

Claudeの料金ページの価格は税抜きで、2026年4月1日から日本の利用者には10%の消費税が加わると、ヘルプセンターが案内しています。ChatGPTの料金ページは見る人の地域の通貨で表示されるため、日本での金額と税の扱いは、日本から開いた料金ページか申し込み画面で確かめてください。PlusとProの違いはChatGPT PlusとProの比較で詳しく扱っています。

無料版のモデルと、有料版で開く主力モデル

無料版でも最新世代のモデルに触れられます。Geminiの無料版はFlash-Liteモデル、Claudeの無料版はSonnetとHaiku(9〜10月に5.5世代が登場)です。ChatGPTの無料版も、GPT-6との文字のやり取りは規約の範囲で回数の上限がなく、アップロードや画像作成には上限があります。

GoogleはGemini 4 ArgonをGoogle AI ProとUltraで提供しています。ClaudeはProからOpusが使え、Fable 5.1はProでは追加の使用クレジット払い、MaxとUltraでは週の上限の半分までという扱いです。ChatGPTはPlusでGPT-6.1 SolとGPT-6 Astraが上限付きで加わり、Proではその枠が広がります。

有料版も無制限ではなく、ClaudeとGeminiは「5時間ごと」と「1週間ごと」の二重の上限を公式に説明しています。「何倍まで使えるか」を買うものと考えると選びやすくなります。

違いが大きいのは「どこにつながるか」

調べもの、ファイルの読み込み、音声での会話は3社に共通です。

GeminiはGoogle AI PlusからGmailの中で、AI ProからはGoogleドキュメントの中でも呼び出せます。ただしGmailのヘルプによると、日本語で使えるのはスレッドの要約や文書作成のサポートで、AI受信トレイ、Gmail検索のAIによる概要、Gmail Live、校正は英語のみです。

ClaudeはProからMicrosoft 365とOutlook、Chrome拡張、プログラミング支援のClaude Codeに対応し、Googleドキュメント・スプレッドシート・スライドで使えるアドオン(ベータ)もあります。外部サービスとつなぐコネクタは無料版から使えます。

ChatGPTはGmailやGoogleドライブ、SharePointとつなぐプラグインを用意し(提供範囲はプランや設定で変わります)、PlusからはコーディングエージェントのCodexがWebやコマンドラインで使えます。画像の生成はChatGPTとGeminiが公式に案内しています。Claudeの料金表に画像生成の項目はなく、代わりにClaude Slides、Claude Docs、Claude Designが全プランに並びます。

会話の扱い:学習に使うかどうか

Claudeでは、会話をモデルの改善に使うかどうかを利用者が選びます。許可した場合は最大5年、識別できない形で保持されることがあり、削除した会話は30日以内にバックエンドから消えます。シークレットチャットは、改善を許可していても使われません。

Geminiは「アクティビティの保存」をオフにすると、以降の会話がAIモデルのトレーニングに使われなくなります。オンのままだと改善のために人間のレビュアーが一部を読むことがあり、レビューされた会話は削除しても最長3年残ると、Googleのプライバシーハブに書かれています。

ChatGPTは、料金ページによるとどのプランでも学習への利用を拒否でき、設定の「データコントロール」でオフにします。記憶機能の止め方はChatGPTのメモリ設定の解説で扱っています。

どれを選ぶか:使う場所から決める

Gmail、Googleドキュメント、Androidを毎日使い、保存容量も欲しい人には、Google AI Proの2,900円がいちばん無駄になりにくい選択です。

長い報告書や表計算、コードを一つの流れで任せたい人、仕事でMicrosoft 365を使う人にはClaude Proが合います。Fable 5.1を日常的に使うならMax以上が前提です。

画像づくりから音声での相談、Codexまで、一つのアプリで幅広く試したい人にはChatGPT Plusが向きます。迷ったら、3つの無料版に同じ質問を数日投げ、自分の用途で答えの質と速さを比べてから1つだけ契約するのが堅実です。AIをアプリではなく機器で使う選択肢は、AIガジェットの選び方で整理しています。

Sources

  1. OpenAI「料金」(ChatGPT 料金ページ、日本語) (2026年11月5日閲覧)(新しいタブで開きます)
  2. OpenAI「Pricing」(ChatGPT Work and Codex)(新しいタブで開きます)
  3. OpenAI「Models」(新しいタブで開きます)
  4. OpenAI「Plugins」(新しいタブで開きます)
  5. OpenAI「Use ChatGPT」(新しいタブで開きます)
  6. OpenAI「Image generation」(新しいタブで開きます)
  7. OpenAI Help Center「Data controls in ChatGPT」(新しいタブで開きます)
  8. Anthropic「Plans & pricing」(新しいタブで開きます)
  9. Claude ヘルプセンター「リリースノート」(新しいタブで開きます)
  10. Claude ヘルプセンター「Pro プランとは?」(新しいタブで開きます)
  11. Claude ヘルプセンター「日本のお客様向け消費税(JCT)に関するお知らせ」(新しいタブで開きます)
  12. Anthropic「Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1」(新しいタブで開きます)
  13. Anthropic「Claude for Google Workspace」(新しいタブで開きます)
  14. Anthropic Privacy Center「あなたのデータはどのくらいの期間保存されますか?」(新しいタブで開きます)
  15. Anthropic Privacy Center「私のデータはモデルトレーニングに使用されていますか?」(新しいタブで開きます)
  16. Google「Gemini 定期購入(日本)」(新しいタブで開きます)
  17. Google Japan Blog「Gemini 4 Argon が Gemini アプリに登場」(2026年10月14日)(新しいタブで開きます)
  18. Google「Gemini Apps release notes」(新しいタブで開きます)
  19. Google「The latest AI news we announced in October 2026」(2026年11月2日)(新しいタブで開きます)
  20. Gmail ヘルプ「Gmail の Gemini 機能について」(新しいタブで開きます)
  21. Gemini アプリ ヘルプ「Gemini アプリのプライバシー ハブ」(新しいタブで開きます)

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