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Kindleどれがいい?無印・Paperwhite・Colorsoftの選び方

無印は2万9,980円、Paperwhiteは3万9,980円に。値上がりした新ラインナップで、差額を払う価値があるのはどこか。マンガの容量計算と2年の総額で整理しました。

Modern-G 編集部更新 約13分で読めます
画面に文字の行が並ぶ縦長の電子書籍リーダーを正面から描き、左右に紙のページがめくれるような弧を添え、画面の右上に小さな灯りがともる、抽象的なイラスト
イラスト:Modern-G

Kindleを買おうと商品ページを開くと、無印、Paperwhite、Colorsoft、それぞれのシグニチャーエディション、16GBと32GBと、選択肢が思った以上に並んでいます。しかも2026年10月1日の新モデルで、価格はひと回り上がりました。

この記事では、2026年10月に日本で買えるKindleを、画面、防水、ライト、容量、そして2年間の読書の費用で比べます。読み終えるころには、自分に合うモデルと容量、それに「差額を払わなくていい部分」がはっきりするはずです。

Modern-Gはこの記事のKindleを実機でテストしていません。仕様と価格はAmazon.co.jpの商品ページとアマゾンジャパンの発表、評価はPC Watchのレビュー記事にもとづいています。

結論:迷ったらPaperwhite、文字だけなら無印、カラーはColorsoft

先に答えを書きます。価格は2026年10月1日にアマゾンジャパンが発表した、Amazon.co.jpの税込価格です。

  • 多くの人の本命:Kindle Paperwhite(16GB、39,980円)。7インチ、防水、暖色に変えられるライトがそろう
  • 小説やビジネス書が中心で、軽さを優先する人:Kindle(16GB、29,980円)
  • カラーのマンガ、雑誌、図表をよく読む人:Kindle Colorsoft(16GB、51,980円)
  • マンガを数百冊単位で持ち歩く人:Paperwhite シグニチャーエディション(カラーならColorsoft シグニチャー)

なお、PaperwhiteとColorsoftは予約受付中で、出荷は11月11日の予定です。無印のKindle(16GB/32GB)は10月1日から出荷されています。

Kindleの価格の階段の図。Kindle 16GBは29,980円で6インチ・140g・防水なし。1万円足したPaperwhite(39,980円)で7インチ、防水、暖色に変えられるライトが加わる。さらに5,000円足したシグニチャーエディション(44,980円)で32GBと明るさ自動調整が加わる。Paperwhiteに12,000円足したColorsoft(51,980円)でカラー表示になる。
1段上げると何が増えるか。価格は2026年10月1日のアマゾンジャパン発表時のAmazon.co.jp税込価格Modern-G作図

差額の中身は図のとおりです。無印からPaperwhiteへの1万円で、画面が6インチから7インチになり、防水とライトの色調調節が加わります。ここがいちばん効く差額です。

Kindle Paperwhite(16GB)をAmazonで見る(外部サイト)(新しいタブで開きます)

新しいKindleのラインナップと、何が変わったか

アマゾンジャパンの発表によると、2026年モデルは全機種で画面と枠の段差がないフラットな前面になり、従来より薄くなりました。電源ボタンは右上に移っています。

モデル発表時の価格画面・容量防水・ライト重さ・電池
Kindle29,980円6インチ・16GB—140g・最大6週間
Kindle 32GB33,980円6インチ・32GB—162g・最大6週間
Paperwhite39,980円7インチ・16GBIPX8・色調204g・最大12週間
Paperwhite シグニチャー44,980円7インチ・32GBIPX8・色調・自動229g・最大12週間
Colorsoft51,980円7インチカラー・16GBIPX8・色調204g・最大8週間
Colorsoft シグニチャー56,980円7インチカラー・32GBIPX8・色調・自動229g・最大8週間

(Amazon.co.jpの商品ページで2026年10月23日に確認。価格はアマゾンジャパンの10月1日発表時のもの。「—」は防水も色調調節ライトもなし、「色調」は色調調節ライト、「自動」は明るさ自動調整)

解像度はすべて300ppiです。Colorsoftだけは、カラー表示のときに150ppiになります。

値上がりの幅を知っておく

PC Watchの山口真弘氏のレビュー(2026年10月7日)によると、無印Kindleは2024年モデルの発売時価格19,980円から1万円上がりました。同氏の2025年8月の記事では、当時のPaperwhiteは27,980円、Colorsoftは39,980円です。新モデルはどちらも1万2,000円高くなっています。

なお、PC Watchによると2024年モデルも2026年9月に19,980円から29,980円へ値上げされています。「旧モデルなら2万円以下」という選択肢は、今はないと考えてください。

日本のKindleは「広告なし」だけ

以前は日本のKindleにも「広告つき」と「広告なし」の2種類がありましたが、いまはその選択肢がありません。2026年モデルの商品ページ6機種を確認しても、広告の有無を選ぶ項目はありませんでした(2026年10月23日)。

PC Watch(2024年11月11日)によると、日本では2024年モデルから広告ありモデルがラインナップから省かれています。それ以前は、広告ありのほうが2,000円安い価格設定でした。つまり今の価格は、広告なしの価格です。

シグニチャーエディションは「広告なし版」ではありません。追加の5,000円で得られるのは、32GBの容量、明るさの自動調整、アルミニウムの背面、専用アクセサリーへの対応です。

画面とライト:6インチと7インチの差は、マンガでいちばん効く

文字の本なら、6インチの無印でも不満は出にくいはずです。PC Watchのレビューは、2026年のKindleをコミックよりも文字の本に向く端末と評価しています。単ページのマンガも読めますが、画面は小さめです。

同じPC Watchの2024年モデルのレビューでは、6インチは見開き表示には向かないと書かれていました。余白を狭める設定でページを大きく表示できるものの、マンガを日常的に読むなら、7インチのPaperwhiteかColorsoftを選ぶほうが快適でしょう。

暖色ライトと明るさ自動調整

Paperwhiteの商品ページによると、色調調節ライトは、ホワイトからアンバーまで色の暖かさを変えられる機能です。寝る前に読む人には、差額の価値がある部分です。

無印のKindleにもフロントライトはありますが、PC Watchによると明るさの自動調整と色調調節はありません。明るさの自動調整は、PaperwhiteとColorsoftのシグニチャーエディションだけの機能です。

Colorsoftの色は「淡い」と考えておく

Colorsoftはカラーの本だけを色つきで表示します。白黒の本がカラーになるわけではありません(アマゾンジャパン発表)。

前世代のColorsoft(2025年)を試したPC Watchのレビューでは、彩度は液晶よりかなり低く、iPad miniと並べると差は明らかだったとされています。白黒のマンガでは、Paperwhiteより線のまわりにノイズや模様が見え、ページめくりも遅く感じられたそうです。いっぽうで雑誌や色つきの図表は読みやすくなったと評価しています。

2026年モデルの画質を評価した日本語のレビュー記事は、10月23日時点ではまだありません。白黒のマンガが中心なら、Paperwhiteのほうが無難です。

Kindle Colorsoft(16GB)をAmazonで見る(外部サイト)(新しいタブで開きます)

防水、ページめくり、重さ:差額を払うか決める3つの条件

お風呂で読むならPaperwhite以上

PaperwhiteとColorsoftはIPX8の防水です。Amazonの商品ページでは、真水なら水深2mで最大60分、海水なら水深0.25mで最大3分まで耐えたと説明しています。無印のKindleは防水ではありません。

物理ボタンはない。必要なら後から足す

2026年モデルには、どれもページめくりの物理ボタンがありません。画面をタップするかスワイプする操作です。

ボタンが欲しい人には、2つのアクセサリーがあります。Kindle Click(5,180円)は、Bluetoothで手元からページをめくるリモコンで、2024年以降に発売されたKindleに対応します。

ページめくりボタン付きカバー(11,980円)は、マグネットで装着し、電池もペアリングも不要です。ただし、PaperwhiteとColorsoftのシグニチャーエディション専用です。

どちらも11月中旬の出荷予定です。計算すると、Paperwhite+Kindle Clickは45,160円、Paperwhite シグニチャー+ボタン付きカバーは56,960円になります。ボタンのためだけにシグニチャーを選ぶと、差は1万円を超えます。

Kindle Click(単体)をAmazonで見る(外部サイト)(新しいタブで開きます)

軽さは無印が有利

無印のKindle(16GB)は140gです。PC Watchは、2024年モデルより18g軽く、歴代でいちばん軽いとしています。Paperwhiteは204g、シグニチャーエディションは229gです。

寝転んで片手で持つ時間が長い人には、この60〜90gの差は小さくありません。電池の持ちは、Amazonの公表値で無印が最大6週間、Colorsoftが最大8週間、Paperwhiteが最大12週間です。

容量:マンガを読むなら32GBを考える

小説などの文字の本は、16GBでも「数千冊」入るとAmazonは説明しています。迷いやすいのはマンガです。

Amazon.co.jpに表示されたファイルサイズを見ると、ONE PIECEのモノクロ版は1巻が66.1MB、100巻が81.9MB、115巻が223.4MBでした。カラー版の1巻は88.8MBです。同じ作品でも、巻によって3倍以上の差があります。

16GBモデルで実際に使える容量は10.8GB、32GBモデルは24.7GBです(Amazon公表値)。マンガ1冊を66〜223MBと仮定すると、次のように計算できます。

  • 16GBモデル:約50〜160冊
  • 32GBモデル:約110〜370冊

これは1GBを1,000MBとした目安で、測定値ではありません。

人気シリーズを全巻入れて持ち歩きたいなら、32GB版を選ぶ価値があります。読み終えた巻を端末から消して入れ替える使い方なら、16GBでも足ります。ただし、本のダウンロードにはWi-Fiが必要です(Amazon商品ページ)。旅先で入れ替えるつもりなら、出発前に読みたい巻を入れておくと安心です。

Kindleを3つの質問で選ぶ流れ図。カラーのマンガや雑誌が中心ならColorsoft。そうでなく、文字の本だけで軽さを優先するならKindle 16GB。マンガも読み、数百冊を持ち歩くならPaperwhite シグニチャーエディション、そうでなければKindle Paperwhite。
模式図。カラー作品を数百冊持ち歩くならColorsoft シグニチャーエディション(32GB)Modern-G作図

32GBにするなら、どのモデルか

無印のKindle 32GBは、16GBより4,000円高い33,980円です。アルミニウムの背面になり、重さは162gに増えます。

ただ、Kindle 32GBとPaperwhite(16GB)の差は6,000円です。マンガをたくさん読む人ほど7インチの画面が効くため、編集部としては、Kindle 32GBよりPaperwhiteかPaperwhite シグニチャーを勧めます。Kindle 32GBが合うのは、6インチの小さく軽い端末(162g)で大きなライブラリーを持ち歩きたい人に限られます。

Kindle Paperwhite シグニチャーエディション(32GB)をAmazonで見る(外部サイト)(新しいタブで開きます)

カラーの作品を数百冊持ち歩くなら、Colorsoft シグニチャーエディション(32GB、56,980円)です。

Kindle Colorsoft シグニチャーエディション(32GB)をAmazonで見る(外部サイト)(新しいタブで開きます)

Kindle+(旧Kindle Unlimited)の費用は、2年で23,520円

読み放題サービスのKindle Unlimitedは、2026年10月22日に「Kindle+」へ名前が変わりました(気になる、記になる…の報道)。Amazon.co.jpのFAQでは月額980円です。報道によると、料金と内容は変わっていません。

本体と2年分のKindle+を合わせると、総額は次のようになります。

構成本体Kindle+ 2年合計
Kindle+Kindle+29,980円23,520円53,500円
Paperwhite+Kindle+39,980円23,520円63,500円
Colorsoft+Kindle+51,980円23,520円75,500円

(Kindle+は月額980円×24か月の計算。無料体験やキャンペーン価格は含めていない)

Kindle+の2年分は、無印のKindle本体の約8割にあたります。たとえば1冊500円のマンガなら、2年で約47冊、月に2冊ほど対象の本を読むかどうかが目安になります。

読み放題の対象に読みたい本が少なければ、Kindle+には入らず、そのぶんを本体の格上げに回すほうが満足度は高いかもしれません。プライム会員なら、追加料金なしのPrime Reading(千冊以上が対象)もあります。

Kindleを買わなくていい人、ほかを選ぶべき人

iPadやスマホで足りる人

Kindle+もKindleの本も、スマホやタブレットの無料アプリで読めます(Amazon FAQ)。月に1〜2冊しか読まない人や、カラーのマンガを鮮やかに読みたい人は、手持ちのiPadやスマホで十分です。PC Watchが指摘したとおり、Colorsoftでも色の鮮やかさは液晶にかないません。

いっぽうで、通知に邪魔されずに長く読みたい人、日差しの下や寝る前に読む人には、反射を抑えた電子ペーパーの専用機が向いています。タブレットを読書以外にも使うなら、iPadの選び方から考えるのも一つの方法です。

書き込みたい人はKindle Scribe

本やPDFにペンで書き込みたいなら、Kindle Scribeシリーズが候補です。2026年モデルは11インチ、400gで、アマゾンジャパンの発表時価格は72,980円(フロントライトなし)から。Scribe ColorsoftとBOOX、reMarkableとの違いは、別の記事で比べています。

他の電子書籍ストアも使う人

Kindleで読めるのは、Kindleストアの本と、自分で送った文書です。楽天Koboなど別のストアで本を買っている人は、そのストアの専用端末か、アプリを入れられる電子ペーパー端末を検討してください。

2024年以降のKindleを持っている人

PC Watchは、2026年の無印Kindleと2024年モデルの差を、表示の速さ、サイズ、重さが中心だと評価しています。画面の大きさ、解像度、電池の持ち、防水がないことは同じです。今の端末に不満がなければ、急いで買い替える理由は小さいと編集部は考えます。セールの時期を待つかどうかは、ブラックフライデーの買い方を参考にしてください。

まとめ:まず「何を読むか」で決める

選び方の軸は、本の種類と読む場所です。

文字の本が中心で軽さを取るならKindle(16GB)、マンガも読み、お風呂や寝る前にも読むならPaperwhite、カラー作品が中心ならColorsoftです。32GBが要るのはマンガを全巻持ち歩く人で、その場合はシグニチャーエディションを選びます。月に1〜2冊なら、買わずにスマホやiPadのアプリで十分です。

Kindle(16GB)をAmazonで見る(外部サイト)(新しいタブで開きます)

子どもに持たせるなら、1年分のAmazon Kids+とカバーが付くキッズKindle(16GB、31,980円)もあります(アマゾンジャパン発表)。

2026年の値上げで、無印とPaperwhiteの差は1万円になりました。それでも7インチ、防水、暖色ライトの3つがそろうPaperwhiteは、多くの人にとって後悔の少ない選択です。

Sources

  1. アマゾンジャパン(PR TIMES)「新しいKindle、Kindle Paperwhite、Kindle Colorsoftを発表」(2026-10-01) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  2. Amazon.co.jp「FAQページ:Kindleストア(Kindle+)」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  3. 気になる、記になる…「Kindle Unlimitedの名称がKindle+に」(2026-10-22) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  4. PC Watch「新Kindleで味わう、表示30%高速化と140gの軽さ。ただし価格は1万円アップ」(山口真弘、2026-10-07) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  5. PC Watch「マイナーチェンジした『Kindle』、2024年モデルの進化ポイントをチェックしてみた」(山口真弘、2024-11-11) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  6. PC Watch「Amazon初のカラーE Ink端末『Kindle Colorsoft』を試す」(山口真弘、2025-08-07) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  7. About Amazon(アマゾンジャパン)「新しいKindle Scribeシリーズ」(2026-05-12) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  8. Kindle Paperwhite(16GB)をAmazonで見る(新しいタブで開きます)
  9. Kindle Colorsoft(16GB)をAmazonで見る(新しいタブで開きます)
  10. Kindle Click(単体)をAmazonで見る(新しいタブで開きます)
  11. Kindle Paperwhite シグニチャーエディション(32GB)をAmazonで見る(新しいタブで開きます)
  12. Kindle Colorsoft シグニチャーエディション(32GB)をAmazonで見る(新しいタブで開きます)
  13. Kindle(16GB)をAmazonで見る(新しいタブで開きます)

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