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LAVA STUDIOとは?日本での発売状況と価格、買う価値がある人
2026年8月に「日本上陸」したLAVA STUDIOは、10月には島村楽器でも税込133,000円で扱われています。何ができる機械なのか、どこまで公式情報で確かめられるのか、買う価値がある人は誰かを整理し直しました。

LAVA STUDIOが気になって調べると、「日本上陸」「Kickstarterで話題」という告知ばかりが出てきて、結局いくらで、どこで買えて、買う価値があるのかがわかりにくい製品です。Modern-Gも2026年7月、日本発売前にこの製品を告知の形で紹介しました。
その後、8月17日に日本での先行販売が始まり、10月には島村楽器でも扱われるようになりました。この記事では、2026年10月23日時点で確かめられた情報だけで、製品の中身、日本での買い方と価格、追加でかかる費用、海外の評価を整理し、買う価値がある人とそうでない人を考えます。
Modern-GはLAVA STUDIOを手元でテストしていません。仕様はLAVA MUSICの公式ページと国内外の販売店、評価は海外メディアと販売店の記事をもとにしています。
LAVA STUDIOとは:画面付きのデスクトップ型ギターアンプ
LAVA STUDIOは、中国・広州のLAVA MUSICが作る、机に置くタイプのギターアンプです。アンプとエフェクトのモデリング、スピーカー、録音機能、練習用コンテンツを1台にまとめ、操作の大半を13.3インチのタッチ画面で行います。
LAVA MUSICは2013年設立で、2017年にカーボンファイバーの一体成型ギター「LAVA ME」、2021年にタッチ画面付きの「LAVA ME 3」、2024年に弦のない「LAVA GENIE」を出してきました。LAVA STUDIOはそれに続く製品で、2025年9月にKickstarterで支援の募集が始まりました。
ひとことで言えば、ギター(とベース)用のモデリングアンプに、ミニDAWと練習アプリが載ったタブレット付きスピーカーです。パソコンもスマホもつながずに、音作りから録音まで本体だけで完結することを売りにしています。
製品の概要とメーカーの紹介文は、Modern-Gの製品ページ「LAVA STUDIO」にもまとめています。
日本での発売状況(2026年10月時点)
日本では、LAVA MUSICの香港法人HK LAVA CLOUD SERVICE TECHNOLOGY LIMITEDが2026年8月17日、PR TIMESで日本先行販売の開始を発表しました。期間は9月30日までで、販売先はLAVA MUSICの日本公式ストアでした。プレスリリースには価格と出荷時期の記載がありません。
先行販売が終わった10月1日には、島村楽器が紹介記事を出し、国内価格を税込133,000円としています。2026年10月23日時点で、日本公式ストアの製品ページも開いていますが、価格や在庫はJavaScriptで表示される仕組みのため、編集部はページの記述から確認できませんでした。購入前に、公式ストアと島村楽器の両方で価格と納期を比べてください。
参考までに、海外の販売店の価格は、英国のAndertonsで699ポンド、ドイツのKirsteinで799ユーロ(いずれも2026年10月23日確認)です。海外から個人で取り寄せる場合は、送料と輸入時の税金も加わります(個人輸入にかかる関税と消費税)。
技適は確認できなかった
LAVA STUDIOは、Bluetooth 5.0(公式)と、2.4GHz・5GHzのWi-Fi(Thomannの仕様欄)を内蔵しています。日本で電波を出す機器には技適マークが必要ですが、公式ページ、PR TIMESの発表、島村楽器の記事のいずれにも技適の記載はなく、総務省の検索システムも編集部の環境からは開けませんでした。
国内の正規の販売経路で買う場合でも、本体や箱、設定画面の電子表示に技適マークがあるかを販売元に確認しておくと安心です。技適の意味と確かめ方は技適マークの解説にまとめています。
何ができるか:公式仕様とメーカーの主張
LAVA STUDIOはソフトウェアの更新で機能が増えてきた製品です。2026年3月18日にlavaOS 1.5、6月10日にlavaOS 1.7が配信され、別売りのLAVA Effects Pedalによるフットスイッチ操作にも対応しました。
lavaOS 1.7では、NAMと呼ばれる形式のアンプモデルの読み込み、コミュニティのNAMモデル25,000種以上を探せるTONE3000との連携、カスタムIRの読み込み、10スロットのエフェクトチェーンが加わりました。発売当初の紹介記事にある「アンプ30種以上・エフェクト40種以上」と数が違うのはこのためです。
NAM(Neural Amp Modeler)は、実在するアンプの音の特性をニューラルネットワークで学習させたモデルのことです。IR(インパルスレスポンス)は、スピーカーキャビネットなどの響きを記録したデータで、どちらもギタリストのあいだで自作・共有されています。
| 項目 | 内容(2026年10月23日確認) | 出典の種類 |
|---|---|---|
| 画面 | 13.3インチ フルHDタッチ、最大80度まで傾けられる | 公式 |
| 音色 | lavaAIアンプ40種以上、エフェクト50種以上、NAM・IR読み込み | 公式(lavaOS 1.7以降) |
| 録音と練習 | 最大12トラックのミニDAW、8トラックのルーパー、バッキングトラック700種以上 | 公式(PR TIMES) |
| スピーカー | 2.1ch(ウーファー+2インチツイーター×2)、40W、再生周波数50Hz〜20kHz | 公式/販売店 |
| 入出力 | 楽器入力1、ライン出力2(L/MONO・R)、3.5mmヘッドホン、USB-C、Bluetooth 5.0 | 販売店/公式 |
| 大きさと重さ | 314×168×197mm、約4.5kg | 販売店 |
「AIステム分離」は、手持ちの曲をボーカル、ドラム、ギター、ベースなどのパートに分ける機能です。練習したい曲からギターだけを消し、残りを伴奏にするといった使い方をメーカーは提案しています。
メーカーは、モデリングの精度が他社の上位機より高いとする独自のベンチマークを公式ページに載せています。これはメーカーの測定で、第三者による検証は見つかりませんでした。
本体のほかにかかるお金
本体価格だけで判断しないほうがいいのが、この製品の注意点です。LAVA MUSICの英語版の公式ページによると、AIステム分離は新規ユーザーに50分ぶんの無料処理が付き、その後は1分につき1クレジットを消費します。クレジットは1ドルで10クレジットの前払い制です。
単純に計算すると、4分の曲を1曲分けるのに約0.4ドル、100曲で約40ドルです(編集部の計算。ボーナスの付与で実際の額は変わります)。日本向けの円建ての料金表示は、2026年10月23日時点で確認できませんでした。
映像レッスン「LAVA Lesson」も、公式ページの記載では1コース3.99ドル、まとめ買いで9.99〜19.99ドルの有料コンテンツです。新規ユーザーには100ドル分のクレジットが付くとされています。高さを変えられる専用スタンドは別売りのオプションです。
アンプとしての基本機能(アンプモデル、エフェクト、録音、ルーパー)について、メーカーは無料のアップデートで追加してきたと説明しています。メーカーが有料と明記しているのは、AIステム分離のクレジットとレッスンです(2026年10月時点)。
海外メディアと販売店の評価
2026年10月23日時点で、音質や使い勝手を長期間かけて検証した独立レビューは、編集部の調べた範囲では見つかりませんでした。読めたのは、発表時の紹介記事と、短時間のファーストルックです。
英国の楽器店guitarguitarのスタッフは、2026年1月のNAMMショーで触れた印象として、アンプとペダルのモデルは単体機として「十分に説得力がある」と書いています。操作はほぼすべて画面で行い、本体の操作子は最小限であること(記事ではインテリアになじむ点として肯定的に書いています)、音色やバッキングトラックはすでに豊富で、今後も追加されることにも触れています。短時間のファーストルックのため、欠点の検証は含まれていません。
デザイン誌Wallpaper(2025年8月)は、「何でもできる機器は妥協の寄せ集めになりがちだ」と前置きし、成否はインターフェースの出来にかかっていると書きました。New Atlas(2025年9月)は、OrangeやPositive Gridの一体型アンプと比べ、スマホやパソコンなしで完結する点を違いとして挙げています。
国内では、Smart Watch Life(2026年8月17日)が先行販売の開始を伝え、価格が発表されていないこと、日本では試奏の機会が限られることを懸念点に挙げました。購入者の評価は、Thomannで1件(5点満点で4.0)など、傾向を語れるほど集まっていません。
買う価値がある人、見送ったほうがいい人
税込133,000円は、家庭用のモデリングアンプとしては高い部類です。その価格に見合うかどうかは、画面・スピーカー・録音・練習が1台にまとまっていることに価値を感じるかで決まる、と編集部は考えます。
向いているのは、自宅で弾くことが中心で、パソコンを立ち上げずにフレーズを録りたい人です。好きな曲を伴奏にして練習したい人、NAMやIRで音作りの幅を広げたいけれど、パソコンやオーディオインターフェースを机に並べたくない人にも合います。机の上にそのまま置けるデザインを重視する人にも候補になります。
見送ったほうがいいのは、すでにパソコンのDAWとオーディオインターフェース、モデラーを持っていて、録音の流れに不満がない人です。スタジオやライブに持ち出すなら、足元で操作できるフロア型のマルチエフェクターのほうが扱いやすいでしょう。4.5kgの本体と画面操作は、持ち運びより机の上での使用を前提にしています。
もう一つの判断材料は、試奏しにくいことです。Smart Watch Lifeも指摘するとおり日本では試奏の機会が限られ、届いてから「画面操作が合わない」と気づくリスクがあります。返品条件を購入先で確認してから決めてください。クラウドファンディング発の製品全般に言えるリスクはクラウドファンディングのリスクと見極め方で整理しています。
よくある質問
LAVA STUDIOの日本での発売日はいつですか?
日本公式ストアでの先行販売が2026年8月17日に始まり、9月30日まで続きました。10月以降は、島村楽器でも扱われています(同社の紹介記事では税込133,000円)。海外では、Thomannが2026年2月から取り扱っています。
ベースもつなげますか?
ドイツの販売店Kirsteinは、ギターとベースの両方に向く製品として紹介し、ベースアンプの分類にも載せています。ただし、公式ページでは専用のベースアンプモデルの数や名前を確認できませんでした。ベースが主な用途なら、購入前に販売店か公式サポートに対応モデルを問い合わせてください。
Kickstarterで買う方法はまだありますか?
2026年10月時点で編集部が確認できた日本での購入先は、日本公式ストアと島村楽器です。Kickstarterの仕組みそのものはKickstarterの使い方で解説しています。
まとめ:告知の熱量ではなく、使い方で判断する
LAVA STUDIOは、2026年8月の先行販売を経て、10月時点で島村楽器でも税込133,000円で扱われる製品になりました。NAM対応などで機能は発売時より増えています。いっぽうで、長期の独立レビューは少なく、技適の表示とステム分離の円建て料金は確認できていません。
パソコンなしで、自宅の机で弾く・録る・練習するを完結させたい人には、検討する価値のある1台です。すでに録音環境がある人や、外へ持ち出す人は、ほかの選択肢と比べてからでも遅くありません。
Related ReadingLAVA STUDIO 製品ページ製品の概要(メーカーの紹介にもとづく)Sources
- PR TIMES「演奏から音楽制作までを一台に。オールインワン・デスクトップ音楽ワークステーション「LAVA STUDIO」が日本先行販売開始」(HK LAVA CLOUD SERVICE TECHNOLOGY LIMITED、2026-08-17) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- LAVA MUSIC「LAVA STUDIO」日本公式ストア (2026-10-23確認。価格はJavaScript描画で未確認)(新しいタブで開きます)
- LAVA MUSIC「LAVA STUDIO Update - lavaOS 1.7」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- 島村楽器「【LAVA MUSIC】自宅が音楽スタジオに変わる!多彩な機能を1台に集約したスマートアンプ「LAVA STUDIO」が登場」(2026-10-01) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- Smart Watch Life「ギター1本つなぐだけで録音まで完結する「LAVA STUDIO」が日本先行販売開始」(2026-08-17) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- guitarguitar「LAVA Studio First Look」(Ray、2026-01-30) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- Wallpaper「Lava Studio is a sleek studio-in-a-box for guitarists」(Jonathan Bell、2025-08-05) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- New Atlas「Lava Studio smart desktop amp」(Paul Ridden、2025-09-24) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- Andertons「LAVA Studio Amplifier」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- Thomann「Lava Music Studio Desktop AI Amp Silver」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- Kirstein「Lava Studio」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
- Wikipedia「Lava Music」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
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