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Babyface Pro FS|フェムト秒精度のクロックで再定義されるプロフェッショナル・モバイル・オーディオインターフェイス

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¥143,000

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2011 年の初代発売以来、音楽制作、放送、研究開発など多岐にわたる分野でリファレンス機としての地位を確立し、国内外で無数のアワードを受賞してきた RME の「Babyface Pro」。その進化形となる「Babyface Pro FS」は、同社が培った最新テクノロジーをコンパクトなボディに凝縮し、プロフェッショナル・モバイル・オーディオインターフェイスの基準を再び引き上げた傑作だ。12 入力 / 12 出力の充実した I/O、24bit/192kHz の高解像度対応に加え、フェムト秒単位でジッターを抑制する「SteadyClock FS」テクノロジーを搭載することで、一切色付けのないクリアなサウンドを実現。バスパワー駆動によるモビリティと、プロ向けの堅牢な機能性を両立させたこの製品は、スタジオでの精密な作業から外出先での録音まで、幅広いシーンで信頼性の高いパフォーマンスを発揮する。どのようなモニタリング環境でも本来の音を再現し、創作者のアイデアを阻害しない直感的な操作系と、長期間にわたる安定運用を保証する品質は、プロのニーズに応えるだけでなく、音響の可能性をさらに広げる存在となっている。

Babyface Pro FS の特徴

Babyface Pro FS の最大の特徴は、SteadyClock FS と名付けられた次世代クロックシステムにある。デジタルオーディオにおいてクロックの安定性は音質を左右する最も重要な要素の一つで、ジッター(時間軸の揺らぎ)が生じると、音像のぼやけや周波数特性の乱れなど、様々な音質劣化を引き起こす。この問題を根本的に解決するため、RME は ADI-2 Pro FS で実証された回路を搭載し、Babyface Pro FS のジッター抑制精度を1000 兆分の 1 秒(フェムト秒) 単位まで高めた。これは高性能クロックジェネレーターの限界を超える精密さで、スレーブモードで外部機器と同期する場合でも、マスターモードで自身を基準にする場合でも、揺らぎのない正確な DA コンバージョンを実現。結果として、より深い音場の奥行きと鮮明な音像定位が得られ、録音時の信号捕捉からミックス時の判断まで、一切の誤差を排除した作業環境を提供する。このテクノロジーは、RME 独自の DDS(Direct Digital Synthesis)技術と組み合わせることで、サンプルレートを自由に設定できる柔軟性も付加し、さまざまな制作スタイルに対応可能にしている。
RME Babyface Pro FS
入出力システムの充実度も、Babyface Pro FS の強みの一つだ。アナログ入力として、XLR 端子 2 系統のマイク入力と、ライン / 楽器入力に対応する TRS 端子 2 系統を搭載。マイク入力にはデジタル制御のプリアンプが内蔵され、個別に切り替え可能な 48V ファンタム電源に加え、1dB ステップで調整可能な 76dB の広いゲインレンジとリレー駆動の PAD 機能を備えている。これにより、レベルの小さなコンデンサーマイクから出力の大きな楽器まで、幅広いソースに対応し、優れた EIN(等価入力ノイズ)性能で低ノイズの録音を実現。アナログ出力は XLR バランス端子 2 系統を装備し、本体背面に配置された **+19 / +4 dBu 切り替えスイッチ ** で出力レベルを物理的に調整可能。これにより、繊細なアクティブスピーカーの SN 比を向上させたり、オーバーロードを回避したりすることができ、TotalMix のフェーダーを 0dB に保ったまま最適な出力を設定できる便利性も付加されている。また、アナログ入出力の SN 比はマイク入力で 113.7dB、ライン入力で 116.3dB(120dBA 換算)と大幅に向上し、ライン入力の THD(全高調波歪み)も 8dB 改善されており、高品質な信号処理を保証している。
RME Babyface Pro FS
ヘッドフォン出力の進化は、近年重要性が増すインイヤーモニタリング環境に対応するための配慮が光る。TRS 端子(6.3mm)とミニジャック端子(3.5mm)の 2 系統を装備し、それぞれ独立したドライバーステージ を搭載している点が特徴的。前者はハイインピーダンスのオープンバックヘッドフォンに最適化され、後者はローインピーダンスのインイヤーモニター(IEM)に合わせて設計されており、どのような機器でも本来の性能を最大限に引き出す。ADI-2 Pro FS と同じ出力オペアンプを採用することで、3.5mm 端子の最大出力は 90mW まで高められ、出力インピーダンスは 2Ω から 0.1Ω に大幅に低減。これにより、低インピーダンスの IEM でも十分な出力と安定した周波数特性を得られ、両端子の THD は最大 10dB 改善されて、よりクリーンな音質を実現している。制作現場では、プロデューサーとアーティストがそれぞれ最適なヘッドフォンを使用して同時にモニタリングするシーンも多く、この 2 系統出力は作業効率を大幅に向上させる。
RME Babyface Pro FS
デジタル入出力としては、TOSLINK 形式のオプティカル端子を入出力各 1 系統搭載し、S/PDIF または ADAT(SMUX 対応)フォーマットに対応。ADAT モードでは、24bit/96kHz 時に 4 チャンネル、24bit/192kHz 時に 2 チャンネルの信号を送受信可能で、RME の OctaMic II や OctaMic XTC などの ADAT 対応マイクプリアンプと組み合わせることで、アナログ入力を最大 12 チャンネルに拡張できる。また、ADI-8QS や ADI-8DS Mk III などのコンバーターと連携すれば、ライブやスタジオでのマルチトラック録音 / 再生にも対応可能で、システムの拡張性を大幅に高めている。MIDI 入出力は、付属のブレークアウトケーブルを介して 16 チャンネルのハイスピード MIDI 信号を送受信でき、シンセサイザーや MIDI コントローラーなどの機器を容易に接続できる便利性も備えている。
TotalMix FX というデジタルリアルタイムミキサーは、Babyface Pro FS の機能を最大限に引き出すソフトウェアツールで、本体の DSP 上で処理されるため、コンピューターの CPU 負荷を全くかけずに動作する。このミキサーは 288 チャンネルの内部処理能力(46 ビット)を持ち、すべての入力チャンネルと再生チャンネルを、任意のハードウェア出力に独立してルーティング・ミキシング可能。例えば、スタジオモニター用には乾いた信号、ボーカルブースのアーティスト用にはリバーブをかけた信号を送るなど、多様なモニタリングニーズに応える。各チャンネルには 3 バンドパラメトリック EQ、ローカット、MS 処理、位相反転などのプロフェッショナルなエフェクトが搭載され、ステレオのセンド / リターンバスを介してリバーブやエコーを全チャンネルで使用可能。これらのエフェクトは 192kHz を含むすべてのサンプルレートで動作し、DSP オーバーロードを自動検出して不要なエフェクトを解除する保護機能も搭載されている。さらに、TotalMix Remote を併用すると、イーサネットや無線 LAN を介して iPad や別のコンピューターからリアルタイムでミックス状態を制御でき、スタジオ内のどこにいても操作が可能になる。
バスパワー駆動の効率性は、モバイル録音シーンでの魅力を大幅に高めている。Babyface Pro FS は、技術仕様を一切劣化させることなく、USB 3.0 バス電源はもちろん、ほとんどの USB 2.0 バス電源でも完全に安定した動作を実現。コンデンサーマイクを 2 台同時に使用する場合でも、外部電源を接続する必要がなく、ノート PC やタブレットと組み合わせて外出先での録音をスムーズに行える。また、クラスコンプライアントモード をアクティブにすると、iPhone や iPad に直接接続して使用可能(別売りの電源アダプターが必要)。iPad で TotalMix FX を操作すれば、プロフェッショナルレベルの I/O 設定やミックス作成、保存、読み込みが可能で、ライブ配信やフィールド録音など、さまざまなモバイルシーンでの活用が期待できる。
本体のデザインと操作性も、プロフェッショナルのニーズに合わせて緻密に設計されている。アルミブロックを削り出した筐体は、高い剛性と放熱性を兼ね備え、外部からの振動や電磁ノイズの影響を最小限に抑える。底面にはマイクスタンドスレッドが搭載されており、スタジオ内での配置の自由度を高め、デスクスペースを有効活用できる。また、モバイル使用時の盗難防止のため、K – スロット(Kensington ロックポート) を新たに搭載し、安心感を向上させている。操作系は直感的で、スタンドアロンモード(コンピューターを接続しない状態)でも、本体から直接入出力のルーティングやミキシングが可能。このモードでは「AD/DA コンバートモード」を使用し、特別な設定なしでアナログとデジタルの双方向変換を行えるため、2 チャンネルの高性能マイクプリアンプとして、あるいは CD プレイヤーなどのアナログ信号をデジタル化するコンバーターとしても活用できる(スタンドアロンモード時は別途電源供給が必要)。
インテリジェントなクロック制御システムも、Babyface Pro FS の信頼性を支える要素の一つ。インテリジェント・クロック・コントロール は、すべての入力ソースのクロック状態をリアルタイムで監視し、外部クロックに異常が生じた場合でも最後に正常だった状態を保持するため、突然の音質劣化や信号断を防ぐ。また、SyncCheck 機能によって入力信号の同期状態を視覚的に確認でき、SyncAlign 機能によってサンプル単位での信号配列を正確に保ち、チャンネル間のスワッピングを防止する。これらの機能が連携することで、複数の機器を接続した複雑なシステムでも、安定した同期状態を維持し、制作プロセスの中断を最小限に抑える。
さらに、DigiCheck NG という高性能なオーディオ測定ツールが同梱されており、Babyface Pro FS を精密な測定器としても活用可能。このソフトウェアは、ピークメーター、RMS メーター、位相相関メーターなど、24 ビット対応の高精度な測定機能を提供し、デジタルオーディオストリームの品質を詳細に解析できる。グラフィックは大幅に改善され、各測定ツールの設定を高度にカスタマイズしたり、レイアウトを自由に配置したりすることが可能で、macOS と Windows の両方に対応。録音時の信号レベル調整や、機器間の接続確認、音質の検証など、制作の各段階で有用な情報を提供する。
RME の製品は、長期間にわたる信頼性とサポートも魅力の一つ。Babyface Pro FS は、コア・テクノロジーを同社独自に開発しているため、OS のバージョンアップに伴うドライバー更新や、機能改善、バグ修正を迅速に提供。ご購入日から 1 か月以内に製品登録を行うと、標準の 1 年保証が 3 年に延長され、長期間の使用に安心感を与える。このような品質保証とサポート体制は、プロフェッショナルが長年にわたって製品を信頼して使用するための重要な基盤となっている。

まとめ

Babyface Pro FS は、RME が長年培ったプロフェッショナルオーディオの技術をコンパクトなモバイルボディに凝縮した、まさに「集大成」と言える製品だ。フェムト秒精度の SteadyClock FS によるクリアな音質、2 系統の独立ドライバーを搭載した高品質ヘッドフォン出力、TotalMix FX による柔軟なミキシング環境、バスパワー駆動のモビリティといった、それぞれの機能が単独ではなく有機的に連携し、プロフェッショナルの制作プロセスを全面的にサポートする。
12 入力 / 12 出力の充実した I/O と ADAT による拡張性は、スタジオでのマルチトラック録音から、ライブでのモニタリングまで対応可能で、クラスコンプライアントモードによる iOS 対応は、近年増加するモバイル制作シーンにも完全にフィット。アルミ製の堅牢な筐体とマイクスタンドスレッド、K – スロットなどの細かな配慮は、さまざまな使用環境での安定性を確保し、DigiCheck NG による測定機能は、作業の正確性をさらに高める。
最も重要なのは、これらの機能が「過剰な仕様」ではなく、「創作者が本来の力を発揮するための基盤」として設計されている点。一切の音質劣化を排除したクリアなモニタリング、直感的で効率的な操作、長期間にわたる安定性 —— これらはプロの創作活動において最も求められる要素であり、Babyface Pro FS はこれらを高いレベルで実現している。
音楽制作、放送、ポッドキャスト、ライブ配信など、幅広い分野で活躍するプロフェッショナルはもちろん、高品質な音響環境を求めるアマチュアのユーザーにも、長年にわたって愛用できる価値のある製品だ。RME の技術力とプロフェッショナルへの深い理解が結晶化した Babyface Pro FS は、オーディオインターフェイスの可能性を再定義し、創作者のイデアを最大限に引き出す、真正のリファレンス機として市場に君臨する。