コンパクトながらもパワフルな 3WAY 充電システム
NovaWAVE 3WAY は、主に iPhone 12 以降の MagSafe 対応機種、Apple Watch、AirPods などのアップル製品を対象としたワイヤレス充電器ですが、Android 端末やその他のスマートフォンにも対応しています。メーカー希望小売価格は 4,380 円（税込）と、同級製品と比べて手頃な価格設定になっています。購入方法は、Amazon や楽天などの主要通販サイトを通じて簡単に注文でき、クラウドファンディング時代にサポートしたユーザーには特別な恩恵を提供したとのことで、ブランド愛の醸成にも努めている点が印象的です。
本体サイズは約 67.85×60×11mm、重量約 58g と極めてコンパクトで、ポケットに入れて持ち運びすることも可能です。カラーバリエーションはブラックとホワイトの 2 種類で、どちらもメタルパーツを配した洗練されたデザインとなっています。付属品には USB-C to USB-C の 1m 充電ケーブルが含まれており、すぐに使い始めることができます。ただし、モバイルバッテリーではないため、常時外部電源が必要な点に注意が必要です。急速充電を行う際には、PD 対応の 20W 以上の充電アダプタが推奨されるため、既にお持ちの方はそのままご利用いただけます。
CIO NovaWAVE 3WAY の特徴：革新的な設計と実用性の融合
1. フォルムチェンジによる多様な使用シーン対応
NovaWAVE 3WAY の最大の魅力は、「フォルムチェンジ」機能です。この製品は、平板型のワイヤレス充電器からスタンド型の充電ステーションへと自在に変形することができます。例えば、外出時には iPhone にマグネットで吸着させて持ち運びしながら充電し、自宅やオフィスでは金属製のスタンドを立てて垂直に設置し、ディスプレイを見ながら充電することが可能です。この柔軟性により、朝の準備時には Apple Watch と iPhone を同時に充電しながらニュースを確認し、通勤中はスマートフォンをポケットに入れたまま充電を続行するといった、1 日のライフスタイルに合わせて使い方を変えることができます。
表面に施された粗いシボ加工は、滑りにくい触感を提供するだけでなく、テーブルなどに置いた際の摩擦による傷つきを防ぐ効果もあります。メカニカルなラインデザインはデザイン性を損なうことなく、実用性を追求した部分と言えます。特に、女性ユーザーが気にする「キズや汚れの目立ち」という点も考慮されたデザインと言え、長期的な愛用が見込めます。
2. iPhone と Apple Watch の同時充電機能
この製品は、2 つのワイヤレス充電ユニットを内蔵しており、iPhone 12 以降の MagSafe 対応機種と Apple Watch を同時に充電することが可能です。iPhone 用の出力は最大 7.5W（Android 端末では最大 15W）、Apple Watch 用は最大 2.5W と、それぞれのデバイスに最適化された電力供給が行われます。マグネットによる自動位置決め機能により、デバイスを正確な位置にセットする必要がなく、「吸着させるだけ」で充電が開始されます。これは、夜間に暗い部屋で充電器を探すといったストレスを解消する大きなアドバンテージと言えます。
ただし、Apple の MFi 認証を受けていないため、watchOS のアップデートにより非対応となる可能性がある点は留意が必要です。ただ、現在のところ多くのユーザーが正常に使用しているとのフィードバックがあり、リスクを取り敢えず便利性を優先する方には最適な選択肢と言えます。特に、Apple 製品のユーザーが多く、複数のデバイスを同時に管理したいというニーズに応える製品として、市場において差別化された存在となっています。
3. 変形によるスマートな充電ステーションへの変身
金属製のスタンド部分を展開すると、NovaWAVE 3WAY はコンパクトな 2in1 充電ステーションへと変身します。この状態では、iPhone を垂直に立てたまま充電しながら動画視聴やメッセージ確認が可能で、Apple Watch 用のアームを広げることで腕時計型のデバイスも同時に充電できます。デスクスペースが限られているオフィス環境や、テーブルにコードを散らさずに清潔に保ちたい自宅での利用に最適です。
スタンドの角度調整は比較的簡易な設計ですが、基本的な見やすさを確保することができます。特に、iPhone の Face ID 認証を利用しながら充電する場合、垂直設置は非常に便利です。また、アーム部分の可動範囲も適切に設計されており、Apple Watch のサイズに関わらず安定した充電が可能です。このように、単なる充電器を超えた「デスクアクセサリー」としての役割も果たす点が、他社製品との差別化ポイントと言えます。
4. 幅広い機種対応と出力性能
対応機種は非常に幅広く、iPhone 15/14/13/12 シリーズはもちろん、iPhone 8 以降の非 MagSafe 機種や、Samsung Galaxy S21/S20、Xperia シリーズなどの Android 端末も充電可能です。ただし、iPhone シリーズの最大出力は 7.5W で、Android 端末では 15W まで対応するため、機種によって充電速度に差異が生じます。急速充電を実現するには、20W 以上の PD 対応アダプタが必要ですが、そうした周辺機器をお持ちの方は、既存の環境を活かして効率的に充電を行うことができます
AirPods のワイヤレス充電対応モデルもサポートしており、3 つのデバイスを一度に充電することが可能です（ただし、同時充電時の出力は調整されます）。この点は、アップル製品の多デバイスユーザーにとって大きな魅力点であり、従来は別々の充電器が必要だったものが、一機でまとめて管理できるのは非常に便利です。特に、旅行時に持ち運ぶ充電機器を最小限に抑えたい方には、必須のアイテムと言えます。
5. デザインと耐久性へのこだわり
前面で触れたシボ加工はもちろん、メタルパーツの使用により堅牢な構造を実現しています。変形部分のジョイントはガタつきが少なく、何度も開閉しても耐久性が維持されるよう設計されています。また、磁石の強さも適切に調整されており、iPhone を吸着させた状態で軽く振っても外れにくい一方、必要に応じて簡単に取り外すことができます。このバランスの取れた設計は、実用性と快適性を両立したポイントと言えます。
注意事項として、防水構造ではないため水に触れないように注意が必要ですし、磁石の影響でクレジットカードや RFID チップが破損する可能性があるため、近接させないようにする必要があります。また、充電中に多少の発熱が生じることは正常現象で、満充電に近づくにつれ温度は下がります。これらの注意点を踏まえた上で使用すれば、長期的に安定した性能を発揮する製品と言えます。
まとめ：複数デバイスユーザーに最適な充電ソリューション
CIO NovaWAVE 3WAY は、「コンパクトさ」「多機能性」「デザイン性」を備えた次世代型ワイヤレス充電器です。特に、Apple 製品を複数所有するユーザーや、スマートフォンとウェアラブルデバイスを同時に利用する方には、格段の利便性を提供します。クラウドファンディング時代から培われたフィードバックを反映した設計が光る製品で、市場に出回る既存製品とは一味違ったアイデアが盛り込まれている点が評価できます。
ただし、MFi 非認証による潜在的な互換性リスクや、外部電源依存の点は、一部のユーザーにとって課題かもしれません。それでも、その革新的なデザインと実用性が、現代の多デバイス生活において必須のアイテムになり得ることは間違いありません。価格帯も手頃で、ギフトとして贈るのにも適しています。ワイヤレス充電の普及が進む中で、この製品は「充電環境をアップグレードする」という新たな価値を提案していると言えるでしょう。
