キーボードを使っている最中、「この空いている場所にCPU使用率や予定表が出たら便利なのに」「音楽を操作するたび、別ウィンドウを開くのが面倒だ」「AIを呼び出すためだけに、またブラウザへ戻るのか」と感じたことはないでしょうか。
Frost Titan Core Plateが目指しているのは、そうした小さな“画面移動のストレス”を、キーボードそのものから減らしていくことです。
透明感のあるキーの向こうには14インチIPSディスプレイ。さらにキー上部には301×55mmのウルトラワイド・プログラマブルディスプレイを備え、キーボードだった場所を、情報表示、操作パネル、クリエイティブキャンバス、AIインターフェースへと変えていきます。しかも、単に画面を載せただけではありません。Hall Effect(ホールエフェクト)方式の磁気スイッチ、キーごとの感度調整、8,000Hz対応の高速ワイヤレス接続、HTML・CSS・JavaScriptまで扱えるオープンなカスタマイズ環境を組み合わせています。
「キーボードは文字を入力するもの」。そんな当たり前を、机の上から少しずつ塗り替えてくれる一台です。
Frost Titan Core Plateの特徴
デジタル時代のために、キーボードそのものを再設計
Frost Titan Core Plateの面白さは、便利な機能を後から足したキーボードではなく、最初から**「デスクトップの操作空間」**として考えられている点にあります。
キーを打つ。ショートカットを押す。それだけで完結していた従来のキーボードに対し、この一台では「見る」「操作する」「情報を受け取る」という役割まで手元に集約できます。メインモニターいっぱいに作業画面を広げたまま、必要な情報だけを視線の少し下へ逃がせる。ウィンドウを何枚も重ねる必要がありません。
集中しているときほど、たった一度の画面切り替えが思考を途切れさせるもの。その小さな断絶を減らせることこそ、この構造の大きな買い点です。

手元がそのまま、自分専用のプログラマブルデスクトップに
搭載されるのは、14インチIPSディスプレイと301×55mmのウルトラワイド・プログラマブルディスプレイ。後者は、時刻やバッテリー残量だけを表示する“おまけの小窓”ではありません。
株価トラッキング、音楽コントロール、天気、システムモニター、カレンダーやリマインダー、AIアシスタント、ゲーム情報、クリエイティブキャンバス、デスクトップショートカットなど、使い方そのものを変えられる設計です。仕事中はタスク管理画面、音楽制作ではコントローラー、ゲーム中はステータス表示。必要な役割が変われば、画面の役割も変えればいい。
固定された機能に自分を合わせるのではなく、自分の仕事にデバイス側を合わせる。そこが、普通のディスプレイ付きキーボードとは大きく異なるところです。

透明だからこそ成立する、磁気スイッチと光のデザイン
透明な磁気スイッチ、専用のクリアキートップ、RGBライティング。この三つが重なることで、Frost Titan Core Plateは内部構造までデザインの一部として見せます。
単に派手に光るのではありません。透けるスイッチを通してディスプレイや光が重なり、物理キーとデジタル表示が一体化して見える。まるでガラス越しに小さなデジタル世界へ触れているような感覚です。

スイッチは、スタンダードなV1磁気スイッチに加え、より小型化して光を通しやすくしたV2 Mini磁気スイッチも用意されています。後者はコンパクトな構造によって透過性を高め、ディスプレイとRGBの存在感をより引き出す設計。性能だけでなく、「キーの下まで見せる」というこの製品ならではの世界観を支えています。

押す・離すを細かく操れる、次世代の磁気入力
Hall Effect方式では、物理的な接点だけに頼らず、磁気の変化を利用してキーの動きを検出します。Frost Titan Core Plateではさらに、キーごとに感度と作動ポイントを個別調整できます。
たとえばゲームで頻繁に使うキーだけ浅い入力で反応させ、誤操作したくないキーは深めに設定する。すべてのキーを同じ感触に縛る必要がありません。公式には特にFPSなどの競技性の高いゲームを想定した機能として紹介されており、一つひとつのキーを自分の指の動きへ近づけていけます。
「キーボードに慣れる」のではなく、キーボードを自分に慣れさせる。この違いは大きいでしょう。

打鍵感も光り方も、自分で決める。「自分のキーボード」の完成度を高める
カスタマイズは入力設定だけに留まりません。Hall Effectスイッチはホットスワップ対応で、はんだ付けをせず交換可能。さらにRGBライティングも自分好みに調整できます。
軽快な反応を重視するのか、視覚的な没入感を追求するのか。仕事では落ち着いた表示にして、夜のゲームでは大胆なライティングに切り替えるのもいいでしょう。
完成品を買って終わりではなく、使いながら「もっと自分らしく」育てていける。毎日触れる道具だからこそ、この自由度はじわじわと効いてきます。

キーボードが、そのまま1080pのセカンドスクリーンになる
さらにユニークなのが、HDMI入力による拡張ディスプレイ機能です。HDMIで機器と接続し、タッチボタンを2秒長押しすると拡張画面モードへ移行。最大1080p・60Hzのセカンドディスプレイとして利用できます。
ノートPCの補助画面としてツールを置く。デスクトップPCでシステム情報を監視する。ゲーム中に別情報を表示する。対応するHDMI機器として、ノートPC、デスクトップPC、ゲーム機、Nintendo Switchなども例示されています。
もう一台のモニターを机に置くほどではない。でも、あと少しだけ画面が欲しい。その絶妙な隙間を、キーボード自身が埋めてくれます。

3つの接続方式と20,000mAhバッテリーで、ケーブルに縛られない
接続はUSB Type-C有線、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の3方式。2.4GHz接続では8,000Hzポーリングレートに対応し、Bluetoothでは最大3台までのデバイスとのペアリングに対応しています。仕事用PCと個人用PCを行き来するときも、接続方法に環境を合わせる必要がありません。
さらに、20,000mAhの大容量バッテリー、35W急速充電、6.7Wの低消費電力設計を採用。ディスプレイまで搭載する多機能デバイスだからこそ、充電残量ばかり気にせず使える余裕は重要です。
高機能なのに、接続や電源管理が新たなストレスになりにくい。そのバランスがよく考えられています。

オープンドライバーだから、用意された機能の“外側”まで作れる
Frost Titan Core Plateの可能性を大きく広げているのが、WindowsとmacOS向けのオープンなデスクトップドライバーです。
用意されたウィジェットだけを選ぶのではなく、HTML・CSS・JavaScriptを活用して、自分自身のダッシュボードや音楽コントローラー、ゲーム用インターフェース、AIツールなどを作成できます。プログラミング経験が浅い人は既成テンプレートから始め、開発経験がある人ならソースコードを直接編集して拡張していく。入口はやさしく、奥行きは深い設計です。
「メーカーが次の機能を追加するまで待つ」という発想から解放される。それは、長く使うデバイスにとって大きな魅力です。

AIを“別の場所へ会いに行くもの”から、手元にいる道具へ
AIについても発想は同じです。独自AIを本体へ閉じ込めるのではなく、ChatGPT、Claude、Gemini、DeepSeekなど、すでに使っている外部AIツールをワークフローへ組み込めるよう設計されています。AIでコードを作り、分析し、翻訳し、その結果から自分だけのインターフェースを作ることも想定されています。
さらにデュアルマイクを内蔵し、対応する音声・AIワークフローなら、キーボードの前で話しかけながら操作するスタイルにも対応します。
ブラウザを開き、タブを探し、AIの画面へ移動してから質問する。その数秒を繰り返す代わりに、AIへの入口をいつも手元に置く。使う頻度が高い人ほど、この距離の短さを実感できそうです。

まとめ
Frost Titan Core Plateは、単に「画面が付いた珍しいキーボード」ではありません。
14インチIPSディスプレイと301×55mmのプログラマブル画面、Hall Effect磁気スイッチ、キー単位の感度調整、HDMIによる1080p・60Hz拡張表示、3モード接続、20,000mAhバッテリー、オープンドライバー、外部AI連携。これらが一つにつながることで、文字入力のためだけに占有されていた机の一角が、第二のデジタルワークスペースへ変わります。
仕事をするときは情報を整理する場所に。ゲームでは反応速度と操作性を突き詰めるデバイスに。創作するときには、自分だけのインターフェースを映すキャンバスに。
用途を決めるのは製品ではなく、使う人です。
毎日もっとも長く指を置く場所だからこそ、そこが自分の作業に合わせて変化してくれる価値は想像以上に大きい。Frost Titan Core Plateは、キーボードを選ぶというより、これからのデスクそのものを選ぶ感覚に近い一台です。










