カシオの最新ラベルライター 「NAME LAND BiZ+(KL-LE900-KR)」 は、従来のラベルプリンターの概念を大きく変える革新的なモデルだ。本体にキーボードを搭載せず、PCやスマートフォンと接続してデザイン・編集を行うスタイルを採用している。これにより、従来のキーボード型ラベルライターのような制限を受けず、より自由で直感的な操作が可能になった。
また、400dpiの高精細印刷 を実現し、小さな文字や細かいロゴ、バーコードなども鮮明にプリント可能。最大 46mm幅 の広範囲なラベル印刷に対応し、オフィスでの備品管理、店舗のPOPラベル、整理収納など、多岐にわたる用途で活躍する。
さらに、環境に配慮した 「ラテコテープ」 にも対応しており、カートリッジのプラスチックごみを削減できるのも大きな魅力だ。オフィスや店舗はもちろん、個人の趣味やクリエイティブな用途でも幅広く活用できるラベルライターとして、新たな選択肢となるだろう。
NAME LAND BiZ+の特徴
最大の特長は、キーボードレスのデザイン。
これまでのラベルライターは、本体に小さなキーボードを搭載し、直接文字を入力する方式が主流だった。しかし、「NAME LAND BiZ+」は、PCやスマートフォンと接続し、専用アプリを通じて入力やデザインを行う新しいスタイルを採用。これにより、自由度の高いレイアウトやフォント選択、アイコンの挿入 など、従来機種では難しかった高度なデザインも簡単に作成できるようになった。
400dpiの高精細印刷で、くっきり美しい仕上がり。
一般的なラベルプリンターの印刷解像度は180~200dpi程度が主流だが、NAME LAND BiZ+は 400dpiの超高精細印刷 を採用。文字の輪郭がより滑らかになり、小さなフォントや細かいロゴ、バーコードも鮮明に印刷できる。特に、ブランドロゴや繊細なデザインを含むラベルを作成する際に、この高解像度が大きなアドバンテージとなる。
最大46mm幅のテープ対応で、用途が広がる。
通常のラベルプリンターは12mm~24mm幅のテープに対応するものが多いが、NAME LAND BiZ+は 最大46mm幅 のテープを使用可能。これにより、オフィスの備品ラベルや倉庫の管理ラベル、大型のPOPラベルなど、より視認性の高いラベルを作成できる。
さらに、拡大印刷機能 を活用すれば、複数のテープを貼り合わせて 1枚の大きなラベル を作成することも可能。例えば、店舗のプロモーション用POPや、イベント会場の案内表示などにも活用できる。
印刷スピードは従来の4倍。
高速印刷技術により、印刷スピードが従来機種(KL-M7)と比較して 4倍に向上。ラベルを大量に作成する業務でも、作業時間を大幅に短縮できる。また、静音設計 も施されており、オフィスや作業場でも周囲を気にせず使用できる点も魅力だ。
ハーフカット機能付きのオートカッターを搭載。
ラベルのシール部分だけに切り込みを入れる「ハーフカット機能」を搭載しており、台紙から簡単に剥がせる。これにより、作業の効率が大幅に向上 し、特に大量のラベルを扱う業務でのストレスを軽減できる。
環境に優しい「ラテコテープ」にも対応。
ネームランドの標準テープ(3.5mm~46mm幅)に加え、環境負荷を軽減する 「ラテコテープ」(6mm~24mm幅) も使用可能。従来のカートリッジ式テープと比較して プラスチックの使用量を削減し、CO2排出量を60%以上カット できるため、エコ志向の企業や個人にも最適な選択肢となる。
「カットラベル印刷」と「布タグ印刷」に対応。
スマートフォン版のアプリでは、特別なテープを使って「カットラベル印刷」と「布タグ印刷」が可能。
- カットラベル印刷:丸く型抜きされたテープに印刷し、POPラベルやアテンションシールを作成できる。
- 布タグ印刷:サテン素材の布テープに洗濯表示やブランドタグを印刷可能。アパレル業界やハンドメイド作家にとっても便利な機能だ。
将来性
NAME LAND BiZ+の登場は、ラベルプリンターの進化を象徴するモデル となるだろう。キーボードを排除し、PCやスマートフォンを活用することで、従来のラベル作成よりもはるかに柔軟なデザインが可能 になった。
特に、小規模ビジネスやECショップ にとっては大きなメリットがある。商品パッケージや販促物を手軽にカスタマイズでき、ブランドイメージの統一にも役立つ。さらに、オフィスや倉庫管理 では、統一感のあるラベルを作成することで、管理業務の効率化にも貢献する。
また、環境配慮型の「ラテコテープ」の普及が進めば、企業のサステナビリティ活動にも貢献可能。今後、カシオがさらなるテープバリエーションやデザインテンプレートの拡充を進めれば、より多彩な用途 での活用が期待される。
例えば、QRコードやバーコードの自動生成機能を強化 すれば、物流・倉庫管理の現場での利便性がさらに向上するだろう。また、フォントやデザインテンプレートの拡充によって、クリエイティブなラベル作成がより手軽に なる可能性もある。
総じて、NAME LAND BiZ+は現時点でも非常に完成度の高いラベルライターでありながら、今後の発展にも大いに期待が持てる製品 だ。業務用途から個人のDIYまで、あらゆるシーンで活躍するこのモデルは、ラベルプリントの新たなスタンダードを築く存在 となるだろう。