New

Nimbus|ミュージシャンの課題を解決するオールインワンスマートアンプ

※本記事は他社製品の紹介です。ご希望の方は、下記のボタンをクリックし、外部サイトにてご購入ください。

¥68,450

ウィッシュリストに追加
近年、ミュージシャンが練習や演奏、録音を行う際に直面する最大の課題の一つは「機器の複雑さ」です。ギター用のアンプ、ペダルボード、ルーパー、オーディオインターフェース、ミキサー…… これらを個別に準備すると、不仅コストが嵩み、持ち運びや設定に時間を費やす上に、限られたスペースを圧迫することも少なくありません。さらに、多くの競合製品(例えば Spark、Katana、Mustang)はファクトリーで設定されたサウンドに限定されるクローズドシステムを採用しているため、ミュージシャンの創造性を制限するケースも見受けられます。
こうした課題を一気に解決するのが、米国 Chaos Audio によって開発された「Nimbus」です。この商品は「ボックスの中の音楽スタジオ」をコンセプトに、アンプ、オーディオインターフェース、ルーパー、ペダルボード、ミキサーの機能を単一のボディに集約しています。電気ギターはもちろん、アコースティックギター、ベース、キーボード、ボーカルにまで対応し、練習場からライブステージ、ホームレコーディングまで、多様なシーンで活用できる汎用性が最大の特長の一つです。また、オープンプラットフォームを採用することで、ユーザーが自由にサウンドをカスタマイズしたり、サードパーティーのプラグインを追加したりすることを可能にし、長期的に使用しても飽きにくい設計になっています。

Nimbusの特徴

Nimbus の価値は、その「高いパフォーマンス」と「使いやすさ」を両立させた細かな仕様に集約されています。以下では、商品の核心となる特徴を詳しく解説します。
まず、Nimbus の性能基盤となるのは1GHz ARM Cortex プロセッサXenomai リアルタイム Linux OSです。このプロセッサは、競合製品である Spark の DSP(デジタルシグナルプロセッサ)に比べて約 5 倍の演算能力を持ち、複数のエフェクトとアンプモデルを同時に動作させても処理が追いつかない事態を大幅に低減します。最も演奏者にとって重要なのは、オーディオ処理の遅延時間が3ms 未満(sub-3ms) である点です。これは、指を弦につけてから音が出るまでのタイムラグが人間の知覚限界以下であることを意味し、自然な演奏感を損なうことがないです。記憶容量については、512MB の RAM に加えて64GB のオンボードストレージを搭載しており、大量のアンプモデル、インパルスレスポンス(IR:スピーカーキャビネットの音響特性を模倣するデータ)、プラグインデータを内部に保存できるため、外部メモリーを接続する手間が省けます。
次に、音質を決定する音響システムに注目しましょう。Nimbus は、米国の有名スピーカーメーカーPowerBassとコラボレーションし、4 インチ S-4002 フルレンジスピーカー 2 台専用ツイーターを搭載しています。このスピーカーシステムは70W RMS ステレオ出力(ピーク時 105W) を実現し、周波数帯域は20Hz~20kHzと広く、低域の厚みから高域の明瞭さまで、幅広い音域を自然に再現できます。競合製品の Spark や Katana に比べて、出力が高く且つスピーカーの口径が大きいため、小さな部屋での練習はもちろん、中小型のライブハウスでの演奏にも十分対応できる音量とクリアさを確保しています。また、スピーカーの配置は前面出力型で、演奏者が自分の演奏音を直接把握しやすく、ステージでのモニタリングにも適しています。
Nimbus の最大の魅力の一つは、多様な入出力端子(I/O) を備えている点で、これが「オールインワン」を実現する核心です。上部と背面にはそれぞれXLR+1/4 インチコンボ入力端子を 1 つずつ(計 2 つ)搭載しており、マイクとギターを同時に接続することができます。例えば、ギタリストが自弹自唱をする場合でも、別途ミキサーを準備する必要がなく、Nimbus 単体で設定を完了できます。出力側には、1/4 インチ TS ラインアウト端子 2 つ(ステレオ L/R またはデュアルモノラル対応)、3.5mm ステレオヘッドフォン出力端子3.5mm ステレオ AUX 入力端子があり、ヘッドフォンでの深夜練習や、スマホからのバッキングトラック再生にも対応します。
さらに、録音機能も充実しています。USB-C 端子は 2 イン / 2 アウトのオーディオインターフェースとして機能し、24bit/44.1kHz の高品質で Mac や Windows のパソコンと接続できます。これにより、Logic Pro、Cubase、GarageBand などの DAW(デジタルオーディオワークステーション)と直接連携し、追加のオーディオインターフェースを購入することなく録音作業を開始できます。他の端子としては、USB-A 端子(MIDI コントローラーの接続やデバイス充電用)、もう 1 つの USB-C 端子(ソフトウェアアップデート用)、9V センターネガティブのペダル電源出力端子(外部ペダルの電源供給用)があり、周辺機器との接続性を最大化しています。
無線接続機能も Nimbus の使いやすさを高める重要な要素です。Bluetooth 5.0を搭載し、二つの用途で活用できます。一つは「Bluetooth オーディオストリーミング」で、スマホやタブレットから音楽を流しながらギターで弾き込むことができます。もう一つは「Bluetooth Low Energy(BLE)」で、専用の「Chaos Audio モバイルアプリ」と接続して Nimbus の設定を遠隔操作できます。例えば、ソファに座ったままアプリでエフェクトのパラメータを調整したり、プリセットを切り替えたりすることが可能で、練習中の設定変更をスムーズに行えます。また、Wi-Fi 機能は標準で搭載されていますが、ローンチ当初は無効化されており、今後 OTA(Over-The-Air)アップデートで有効になる予定で、今後の機能拡張が期待できます。
制御システムは「ハンズオン操作」と「アプリ連携」の両方を重視した設計になっています。機器本体にはマルチノブがあり、プリセットの選択やエフェクトのパラメータ調整を直感的に行えます。また、7 つの RGB LED ライトが配置されており、現在選択中のプリセットや信号の状態(例:ミュート、ループ再生中)を視覚的に把握できます。モバイルアプリでは、さらに詳細な制御が可能で、「カスタマイズ可能なペダルボード」を作成できる点が特筆されます。ユーザーはアプリ上でエフェクトの追加・削除・順番変更を自由に行え、まるで実際のペダルボードを配線するような感覚で信号チェーンを構築できます。
アプリには「Tone Shop」というインアプリマーケットも統合されており、Chaos Audio 公式のプラグインはもちろん、サードパーティーやユーザー作成のプラグインを直接ダウンロードできます。さらに、「クロスデバイス同期」機能により、Nimbus で購入したプラグインは Chaos Audio の他製品(例:Stratus ペダル)やデスクトップ DAW でも使用でき、機器を追加しても投資を無駄にしません。プリセット管理も充実しており、お気に入りのサウンドを名前をつけて保存したり、MIDI フットスイッチに割り当てたりすることで、ライブ演奏中の迅速な切り替えに対応できます。
Nimbus は「オープンプラットフォーム」を标榜しており、これが他のスマートアンプとの最大の違いの一つです。閉じたシステムでは、メーカーが提供するサウンドに限定されるのに対し、Nimbus では以下のような自由度があります。まず、サードパーティープラグインに対応しており、ChowDSP、Shnobel Tone、Manic FX などの開発元が提供するプラグインを導入できます。次に、ユーザー自作プラグインの追加が可能で、FAUST(音響信号処理用プログラミング言語)や C++ でプラグインを作成し、Nimbus にロードすることができます。これにより、プロのサウンドエンジニアやハッカー層が独自のエフェクトを開発し、コミュニティで共有するエコシステムが形成される可能性があります。
インパルスレスポンス(IR)の扱いにも柔軟性があり、最大 10 個の IR ファイルを機器内に保存でき、サンプル長(256/512/1024 サンプル)も選択可能です。IR を使用することで、任意のスピーカーキャビネットやマイクの特性を模倣でき、サウンドのバリエーションを大幅に広げます。さらに、AI アンプモデルへの対応も特徴的で、無料の AI アンプモデルローダー「AIDA-X」を使用して、実際のアンプの音響特性を「キャプチャー」し、そのデータを Nimbus にロードすることができます。これにより、高価なヴィンテージアンプの音を手頃な価格で再現できるだけでなく、他のユーザーが共有したアンプモデルも利用できます。現在は「Neural Amp Modeler(NAM)」への対応も検討中で、今後さらに多様な AI モデルを利用できるようになる予定です。
標準で搭載されるエフェクトとアンプモデルのライブラリも豊富で、購入後すぐに使用できることが魅力です。エフェクトには、ディストーション、ディレイ、リバーブ、モジュレーション(コーラス、フランジャーなど)、コンプレッサー、イコライザーなど20 種類以上が含まれ、ジャズ、ロック、メタル、ポップスなど、多様なジャンルの演奏に対応できます。アンプモデルについては、25 種類以上の Chaos Audio オリジナルモデルを搭載し、それぞれに対応するキャビネットシミュレーションも付属しています。これらを合わせると計 45 種類以上のフリーコンテンツを利用でき、初心者でも専門的なサウンドを手に入れやすいです。
最後に、デザインとポータビリティについて触れておきましょう。Nimbus のケースはMDF(中密度繊維板) で製造され、表面にはトレックス加工が施されており、耐久性と防音性を両立させています。サイズは約 14 インチ(幅)×8.5 インチ(高さ)×7 インチ(奥行)で、重量は約 12 ポンド(約 5.4kg)と軽量で、片手で持ち運ぶことができます。側面には凹み型のプラスチックハンドルが付いており、持ちやすさも考慮されています。底部には1/4-20 規格のネジ穴があり、スピーカースタンドに取り付けることが可能で、ステージでの配置の自由度を高めます。これらのデザインポイントは、「どこでも簡単に使用できる」というユーザーニーズに応えるもので、練習場からライブ会場まで、シーンを問わず Nimbus が活躍します。

まとめ

Nimbus は、「機器の複雑さ」「サウンドの制限」「ポータビリティの低さ」といったミュージシャンの長年の課題を、オールインワンのスマートアンプとして一挙に解決する革新的な製品です。その核心となるのは、1GHz ARM Cortex プロセッサによる高い演算能力と 3ms 未満の低遅延、PowerBass 製スピーカーによるクリアな音質、多様な I/O 端子による高い接続性、そしてオープンプラットフォームによる無限のカスタマイズ可能性です。
初心者にとっては、標準搭載の 45 種類以上のエフェクトとアンプモデルですぐに演奏を始められる利便性があります。プロのミュージシャンにとっては、AI アンプモデルやユーザー自作プラグインの機能で、独自のサウンドを追求できる自由度が魅力的です。さらに、モバイルアプリとの連携や MIDI サポートにより、ライブ演奏や録音の現場でも高い実用性を発揮します。
もし、「機器を減らしてスペースを確保したい」「多様なサウンドを手軽に試したい」「練習から録音まで一貫したワークフローを構築したい」と思っているなら、Nimbus は十分に検討に値する商品です。その「オールインワン」のコンセプトと「オープンプラットフォーム」の柔軟性は、今後の音楽制作環境を変える可能性を秘めています。