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旅行に持っていくヘアアイロン:海外対応・コードレス・機内持ち込みの確かめ方

コンセント式なら機内に持ち込めても、コードレスは電池の扱いしだい。海外では電圧とプラグも関わります。旅先でもいつもの髪型にしたい人のための確認手順です。

Modern-G 編集部約11分で読めます

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取っ手のついた小さなスーツケースの中に、ヘアアイロンのプレートを思わせる2本の板が並び、外へ伸びる線の先に小さな光の点がともる、抽象的なイラスト
イラスト:Modern-G

旅行の荷造りで、ヘアアイロンだけは毎回迷う。飛行機に持ち込めるのか、スーツケースに入れていいのか、海外のコンセントで使えるのか。答えは「どのタイプのヘアアイロンか」でほぼ決まります。

この記事では、国土交通省と航空会社の公式情報をもとに、電源のタイプ別の機内ルールと、海外で使うときに見る表示を整理します。そのうえで、旅のスタイルに合わせて選べるヘアアイロンと、洗面まわりの旅道具を紹介します。

Modern-Gはこの記事の製品を実機でテストしていません。機内ルールは2026年10月28日に確認した国土交通省とANAの公式情報、製品の仕様はメーカー公式サイト(公式ページで確認できなかったものはメーカーがAmazonの販売ページに載せている説明)によります。機内ルールの説明は一般的な情報です。搭乗前に、利用する航空会社の最新の案内を必ず確かめてください。

結論:迷ったらコンセント式の「100〜240V対応」を選ぶ

国土交通省は、ヘアアイロンやヒートブラシを電源のタイプで3つに分けて案内しています。コンセント式は危険物に当たらず、機内への持ち込みもお預けもできます。電池を内蔵しないUSBコードのタイプも同じ扱いです。

条件がつくのは、電池式(コードレス)とガス式です。電池式は、熱を出す部分と電池を分けられるか、それと同等のフライトモードなどの機能があり、正しく設定すれば運べます。分けられないものは、持ち込みもお預けもできません。

ヘアアイロンを飛行機に持っていけるかの判断図。コンセント式は持込み・預けとも可。ガス式は安全カバーなどの条件つきで、予備ガスは不可。電池式は、電池を外せるかフライトモードなどがあれば条件つきで可となり、外した電池は機内持込みのみで端子を保護する。外せない場合は持込みも預けもできない。
電源のタイプで、機内ルールの条件が変わる(国土交通省「ヘアケア製品をご購入の皆様へ」をもとに編集部が作図。模式図)Modern-G作図

旅行用の1本に迷ったら、コンセント式で、本体や仕様表に「AC100〜240V」と書かれたモデルから選ぶのがいちばん手間がかかりません。国内線でも国際線でも機内ルールで悩む場面が少なく、海外でも変圧器なしで使えるからです。コードレスは、外出先で髪を直したい人が「電池の扱い」を理解したうえで選ぶ道具だと編集部は考えます。

機内ルールを公式情報で確かめる

国土交通省は、旅客に「コードレス製品が危険物に該当する」という認識がないまま運ばれる事案が起きているとして、ヘアケア製品を買う人向けの案内を出しています。電池式のヘアケア製品は、不意に動いて高温になり、火災に発展するおそれがあるためです。

タイプ機内持ち込みお預け主な条件(国土交通省の案内)
コンセント式できるできる危険物ではない
ガス式条件つき条件つき炭化水素ガスを充てんしたもの、アイロン部に安全カバー、予備のガスカートリッジは不可
電池式(電池を外せる・フライトモード等あり)条件つき本体は条件つき外したリチウムイオン電池は機内持ち込みのみ、端子を保護、160Wh超は不可
電池式(外せない)できないできない—

(国土交通省「【ヘアケア製品をご購入の皆様へ】航空機への持込みにご注意ください!」で2026年10月28日に確認)

ANAの国内線の案内も同じ考え方で、コンセント式は持ち込み・お預けとも可、ガス式は安全カバーつきで1人1個まで、電池式は電池を外すかフライトモードなどを正しく設定すれば可、外したリチウム電池は機内持ち込みのみとしています。国土交通省は、航空会社によってより厳しいルールを設けている場合があるとしているので、最終的には利用する航空会社の指示に従ってください。

外した電池は「端子の保護」まで

電池を外したら、それで終わりではありません。国土交通省は、外した電池を短絡(ショート)させない措置として、バッテリーケースに入れる、端子に絶縁テープを貼る、複数のバッテリーや金属品と同じ袋に入れない、といった例を挙げています。ヘアアイロンの本体はスーツケースに入れても、電池は手元のバッグに入れる、と覚えておくと間違えにくくなります。

コードレスのヘアアイロンとモバイルバッテリー

コードレスのなかには、スマホを充電できる「モバイルバッテリー機能」をもつものがあります。国土交通省は、2026年4月24日からモバイルバッテリーの持ち込みを1人2個までとし、機内での充電や、モバイルバッテリーから機器への充電をしないよう求めています。

給電機能つきの電池をモバイルバッテリーとして数えるかどうかは、今回確認した公式情報には書かれていませんでした。ほかにモバイルバッテリーを2個持って行く予定があるなら、予約した航空会社に事前に問い合わせておくと当日あわてずに済みます。モバイルバッテリー全般の決まりは飛行機の持ち込みルールの記事にまとめています。

海外で使うなら「電圧」と「プラグ」の2つを見る

海外で日本のヘアアイロンを使えるかどうかは、対応電圧で決まります。SALONIAは、100V〜240V対応のアイロンについて「対応電圧内の国では変圧器なしでご利用いただけます」としたうえで、変換プラグ・変換アダプターは別途必要と案内しています。

裏を返すと、電源が「AC100V」だけの製品は、海外の電圧で使うことを前提にしていません。たとえばSALONIAのスピーディーイオンドライヤーは、公式の仕様で電源がAC100Vです。同じブランドでも製品ごとに違うので、持って行く前に本体の表示か仕様表を確かめてください。

プラグの形は国や地域で違います。変換プラグや旅行用充電器の選び方は、海外旅行の充電器・変換プラグの記事を参照してください。電圧を変える機能のない変換プラグに、100V専用の熱器具をつながないことが大切です。

旅のスタイル別に選ぶ7品

ここからは、旅の過ごし方ごとに道具を挙げます。仕様はメーカーの公表値です。

外出先でも前髪を直したい:SALONIA コードレス ストレートヘアアイロン

充電式のコードレスで、プレート幅は12mmの小さめサイズです。SALONIAの公式ページによると、重さは約165g(キャップなし)、温度は140℃・160℃・180℃の3段階で、電源を入れて約60秒で140℃に届くとしています。スマホを充電できるモバイルバッテリー機能も備えます。

機内への持ち込みについて、SALONIAはFAQで、充電池を取り外せば本体は機内持ち込みも預け入れも可能、充電池は必ず本体から外して機内に持ち込む(預け入れ不可)と案内しています。電池の仕様はDC3.65V/3,400mAhで、国土交通省の計算式(定格容量Ah×定格電圧V)に当てはめると約12.4Whです。製品ページはSALONIA コードレスの製品ページにまとめています。

海外でも毎朝ストレートにしたい:SALONIA ミニ ストレートアイロン

コンセント式の小型モデルです。公式の仕様では、重さ約260g(コード込み)、大きさは約245×25×35mm、温度は100〜210℃をダイヤルで設定します。電源はAC100〜240Vで、約30分で自動的に電源が切れます。

機内ルールで迷う要素がなく、海外でも変換プラグだけで使えるのが旅向きの理由です。プレートが小さいぶん、ロングヘア全体を伸ばすには時間がかかります。前髪や毛先を整える用途が中心の人に向きます。

アイロンが苦手、後ろ髪もとかしたい:ブラシ型の2本

板で挟むアイロンが苦手な人や、後ろ髪まで手早く整えたい人には、とかして使うブラシ型が合います。どちらもコンセント式で、海外の電圧に対応します。

SALONIAのストレートヒートブラシ スリムは、100〜210℃を5℃刻みで設定でき、重さは約325g(コード込み)、電源はAC100〜240Vです。約30分で電源が切れ、ボタン操作のロック機能もあります。

ReFa STRAIGHT BLOW IRONは、公式の仕様で重さ約310g(電源コード含む)、温度は120℃から200℃までの5段階、電源はAC100V-240Vです。MTGは、プロのブローの「熱」と「テンション」を再現する構造だと説明しています。製品ページはReFa STRAIGHT BLOW IRONの製品ページへ。

ドライヤーも持って行きたい:Dyson Supersonic Travel

宿のドライヤーの風量が物足りない人向けの、持ち運び用ドライヤーです。Dysonの公式サイトでは仕様を確認できなかったため、メーカーがAmazonの販売ページに載せている説明によると、100〜240Vで電圧を自動的に調整し、普段使っているDyson Supersonicシリーズのアタッチメントと互換性があるとしています。

荷物の重さとかさは増えるので、行き先の宿にドライヤーがあるなら持って行かない選択も十分ありです。ドライヤーは熱器具でもあるので、スーツケースに入れる前は本体が冷めているかを確かめてください。

洗面まわりをまとめる:トイレタリーバッグと詰め替えボトル

ヘアアイロンと一緒に、シャンプーやスタイリング剤の持ち方も決めておくと荷造りが楽になります。THULEのAion Toiletry Bagは、販売ページの説明では容量5L、重さ250g、大きさ27.5×13×17.5cmです。拭き取りやすい生地で、吊るして使えるストラップと、側面を広げて容量を増やせるフラップがあります。

BREEDENのトラベルボトルは、50ml×2と100ml×1の3つの容器を1本にまとめた詰め替えボトルです。メーカーの説明では、容器ごとに出口が分かれていて中身が混ざらず、漏れを防ぐ二重構造としています。

国際線の客室に液体を持ち込む場合、国土交通省の案内では、100ml以下の容器に入れ、容量1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れる必要があります(1人1袋)。個々の容器は100ml以下でも、ボトル全体が袋に余裕をもって入るかは荷造りの前に確かめてください。預ける手荷物には、この制限は適用されません。

旅先でのやけど・故障を防ぐ使い方

旅先は、いつもと違う洗面台や狭い机でアイロンを使うことになります。国民生活センターのテストでは、ヘアアイロンの加熱面は電源を切ったあと71℃以下に下がるまで平均で10分以上かかり、加熱面以外の部分も多くの銘柄で71℃に達しました。

チェックアウト前に慌ててスーツケースに入れると、熱で中の物を傷めたり、やけどをしたりするおそれがあります。出発の朝は、アイロンを使い終えてから冷めるまでの時間を見込んで支度を始めると安心です。

もうひとつは、電池式の扱いです。SALONIAは、コードレスの長期保管では充電池を取り外し、高温になる場所に置かないよう案内しています。電池が膨らんでいるなど異常を感じたら、使用をやめてメーカーに連絡してください。モバイルバッテリーを含めた電池の安全については、燃えにくいモバイルバッテリーの選び方も参考になります。

7品の限界と、買わなくていい場合

コードレスは、プレートが小さく温度も3段階なので、自宅のアイロンと同じ仕上がりを求めると物足りないかもしれません。ミニアイロンもプレートが小さく、毛量の多いロングヘアには時間がかかります。ブラシ型の2本は手軽な一方で、毛先のカールなど細かなアレンジには向きません。

Dyson Supersonic Travelは、Dysonの公式サイトで仕様を確認できず、重さなどの数値をこの記事では示していません。トイレタリーバッグと詰め替えボトルは、液体の機内ルールを満たすかどうかを製品が保証するものではありません。

自宅のアイロンがコンセント式で、本体に「100〜240V」の表示があるなら、旅行用に買い足さなくても、変換プラグを用意するだけで足ります。旅行用に新しく買うのは、荷物を軽くしたいとき、外出先で直したいとき、自宅のアイロンが100V専用のときです。ブラシで整えるだけで十分な髪なら、ヘアブラシとコームの選び方のように、電気を使わない道具で身軽に出かける方法もあります。

よくある質問

ヘアアイロンはスーツケースに入れて預けられる?

コンセント式なら、国土交通省とANAの案内では持ち込みもお預けもできます。電池式は、電池を外せば本体は預けられる場合がありますが、外したリチウム電池は機内持ち込みのみです。電池を外せないタイプは、持ち込みも預けもできません。

国内線と国際線でルールは違う?

国土交通省のヘアケア製品の案内は、国内線と国際線で分けて書かれていません。違いとして注記されているのはガス式で、国際線では1L以下のジッパー付き透明袋に入らない場合は持ち込めないとしています。航空会社がより厳しいルールを設けている場合もあるので、帰りの便を含めて利用する航空会社の案内を確かめてください。

日本のヘアアイロンを変換プラグだけで海外で使える?

本体や仕様表に「100〜240V」などと書かれた製品なら、対応電圧の範囲の国では変圧器なしで使えるとメーカーは案内しています。電源が「AC100V」だけの製品は、海外のコンセントにそのまま使う前提ではありません。

まとめ:タイプを確かめてから荷造りする

迷ったら、コンセント式で100〜240V対応のミニアイロンかブラシ型を1本。外出先で髪を直したい人だけ、電池の扱いを理解したうえでコードレスを選ぶ、という順番で考えると失敗しにくくなります。

Sources

  1. 国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  2. 国土交通省「【ヘアケア製品をご購入の皆様へ】航空機への持込みにご注意ください!」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  3. 国土交通省「【旅客の皆様へ】モバイルバッテリーの持込みについて」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  4. 国土交通省「国際線の客室内への液体物持込制限について(概要)」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  5. ANA「お手荷物に関する制限(アルコール・スプレー・リチウム電池など)」(国内線) (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  6. 国民生活センター「ヘアアイロンによる子どものやけどに注意!」(2024年8月7日) (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  7. SALONIA公式「コードレス ストレートヘアアイロン」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  8. SALONIA公式「コードレス ストレートヘアアイロン よくあるご質問」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  9. SALONIA公式「ミニ ストレートアイロン」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  10. SALONIA公式「ストレートヒートブラシ スリム」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  11. SALONIA公式「スピーディーイオンドライヤー」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)
  12. ReFa公式「ReFa STRAIGHT BLOW IRON」 (2026-10-28確認)(新しいタブで開きます)

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