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ミニマルフォンとは?スマホ疲れの2台目を日本で使う前の5つの確認

画面を見る時間を減らしたくて小さな電話に惹かれる人へ。日本ではSuicaとLINEと技適で話が変わります。買う前の5つの確認と、主な機種の現状をまとめました。

Modern-G 編集部約20分で読めます
大きなスマートフォンの輪郭の手前に、短い行が3本だけ並ぶ小さなカード型の電話を重ね、画面の隅に小さな点がひとつ灯る、抽象的なイラスト
イラスト:Modern-G

寝る前に、ついSNSを開いてしまう。通知が来るたびに手が伸びる。そんな毎日から少し離れたくて、電話とメッセージくらいしかできない小さな電話、いわゆるミニマルフォンが気になっている、という人もいるでしょう。

ただ、海外で話題の機種をそのまま日本の生活に持ち込むと、改札や銀行アプリ、LINEのところでつまずきます。この記事では、ミニマルフォンを日本で「2台目」として使うための5つの条件と、主な機種の2026年10月時点の現状を整理します。読み終えるころには、買うべきか、手持ちのスマホの設定で済ませるべきかが判断できるはずです。

Modern-Gはこの記事の機種をテストしていません。仕様と価格は各社の公式ストアとサポートページ、使い勝手の評価は他媒体のレビューにもとづいています。

結論:日本では「主力スマホを置いて出かける日」の道具として考える

先に結論を書きます。2026年10月時点で、海外で話題のミニマルフォンを、Suica・LINE・銀行アプリをまとめた「1台」として日本で使うのは難しい状況です。確認できた範囲では、おサイフケータイ(FeliCa)に対応した現行の海外ミニマルフォンは見当たらず、多くの機種は日本で正式に売られていません。

ただし、機能の少ない電話がすべて日本で使いにくいわけではありません。通信会社が売る4Gのケータイや、国内で売られている「ケータイ型スマホ」なら、技適や周波数の心配はぐっと小さくなります。何を手放せないかで、選ぶ道が変わります。

海外のミニマルフォンも、使い方を絞れば役に立ちます。主力のスマホは家やかばんに置き、散歩や休日、夜の時間だけミニマルフォンを持つという使い方なら、条件を満たしやすくなります。

  • 通話・SMSと地図、音楽があれば十分な人:2台目として検討する価値があります。Suicaはカードで持ちます
  • LINEや仕事の連絡を外でも受けたい人:ミニマルフォンでは足りない可能性が高いです。主力スマホの制限機能から始めるのがおすすめです
  • 小さくてもGoogle Playのアプリを使いたい人:E Inkの電話より、カードサイズのAndroidが候補です。国内の通信会社で扱われた機種かどうかが、技適の不安を減らす手がかりになります
  • 電話とSMSだけで十分で、技適の心配をしたくない人:通信会社の4Gケータイがいちばん確実です。ただしLINEは使えません

ここからは、まず「ミニマルフォン」と呼ばれるものの中身を整理し、そのうえで日本で確かめる5つの条件を見ていきます。

ミニマルフォンとは:3つのタイプがある

ミニマルフォンは、正式な分類名ではありません。スマホの機能をあえて減らした電話や、手のひらに収まる小さな電話をまとめた呼び方です。英語圏では「ダムフォン(dumb phone)」とも呼ばれます。中身はおおむね次の3つに分かれます。日本の通信会社が売る4Gの折りたたみケータイ(いわゆるガラホ)も、機能の少ない電話という点では近い存在で、後半の「代わりの方法」で扱います。

1つ目は、機能を絞った独自OSの電話です。Light Phone IIIは、アプリストアを持たない独自のLightOSで動きます。Mudita Kompaktも、Googleのサービスを載せない独自OS「MuditaOS K」です。できることが少ないこと自体が、この種類の価値です。

2つ目は、E Ink(電子ペーパー)の画面を使う電話です。Mudita Kompaktは4.3インチのE Ink画面で、Minimal Phone(初代MP01)も電子ペーパーです。紙のような見え方で、目にやさしく電池が長持ちしやすい反面、動画や動きの多いアプリには向きません。

3つ目は、普通のAndroidをカードほどの大きさに収めた機種です。Unihertz Jellyシリーズや、iKKO MindOneがこれにあたります。Google Playのアプリが動くので「減らす」効果は自分の設定しだいですが、日本のアプリが動く可能性はいちばん高くなります。

なお、Light Phone IIIは前の世代のE Inkをやめ、モノクロの有機ELに切り替えました。INTERNET Watch(2024年6月13日)によると、E Inkの書き換えの遅さに慣れず使うのをやめるユーザーが約半数いたことが理由とされています。「ミニマル=E Ink」とは限りません。

日本で2台目にする前の5つの確認

日本で使うかどうかは、画面の種類よりも次の5つで決まります。1つでも外れると、2台目としての使い勝手は大きく変わります。

ミニマルフォンを日本で2台目にする前の5つの確認を並べた図。1は技適の表示があるか、2は使う回線の周波数に合うか、3はSuicaをカードで持つか、4はLINE・銀行・SMSをどちらの端末に置くか、5は日本語入力と更新の年数。
買う前に確かめたい5項目(模式図)。1つでも外れると、2台目としての使い勝手が大きく変わるModern-G作図

1. 技適の表示があるか

日本で電波を出す機器を使うには、原則として技適(技術基準適合証明など)が必要です。ITmedia Mobile(2024年12月25日)は、海外スマホの多くが技適を取得していないこと、訪日客が持ち込む場合など限られた条件でしか使えないことを解説しています。日本に住む人が毎日使う電話なら、技適の表示がある機種を選ぶのが前提です。確認方法と特例の条件は、技適マークの記事にまとめています。

この記事で取り上げる海外のミニマルフォンは、どれも公式ページで技適の表示を確認できませんでした(2026年10月23日時点)。表示がないことは「取得していない」とは限りませんが、買う前に総務省の検索で確かめる必要があります。

2. 使う回線の周波数に合うか

周波数(バンド)が合わないと、つながらない、または一部の場所でしかつながらないことがあります。たとえばMudita KompaktのGlobal版は、4GでB1・B3・B8・B18・B19・B26・B41などに対応すると公式ストアに書かれています。ただしMuditaは日本を出荷対象国に入れておらず、日本の通信会社名を挙げた動作の案内も見当たりません。

通信会社の側にも条件があります。ahamoの対応端末ページは、ドコモ以外の端末は周波数帯がドコモと合っているか確認するよう求め、iPhone・Android以外の端末はドコモで販売した機種のみ対応としています。独自OSの電話をahamoで使いたい人は注意が必要です。各社の周波数の調べ方は、海外スマホを日本で使う前の確認で詳しく扱っています。

3. Suicaはカードで持つか

AndroidでモバイルSuicaや電子マネーを使うには、おサイフケータイ(FeliCa)への対応が必要です。FeliCaネットワークスの「おサイフケータイ対応機種一覧」(2026年10月13日現在)には、iKKO、Mudita、Light、Minimal Phoneの機種は載っていません。

小型機では、Unihertz Jelly2、Rakuten Mini、Rakuten Hand、サポートを終えたBALMUDA Phoneなどが載っていますが、現行の新品として買えるものは見当たりません。

ここで注意したいのが、NFCとFeliCaの違いです。Mudita KompaktやMinimal PhoneはNFCを積んでいますが、NFCだけではSuicaは使えません。

HelenTechのMinimal Phone(MP01)レビュー(2025年4月17日)では、クレジットカードのタッチ決済やQRコード決済は使えた一方、FeliCa非対応のためSuicaなどの電子マネーは使えないとされています。ミニマルフォンを持ち歩くなら、交通系ICはカードで持つのが現実的です。

4. LINE・銀行・SMSをどちらに置くか

いちばん悩ましいのがここです。LINEは、主にスマートフォンを「メイン端末」とし、iPad・Androidタブレット・PCを「サブ端末」として扱う仕組みです(LINEヘルプセンター)。スマホ2台に同じアカウントを置く使い方は前提にされていないため、LINEを主力スマホに残すか、ミニマルフォンに移すかを決める必要があります。

アプリの動作も機種で分かれます。Mudita Kompaktはアプリストアがなく、PCアプリ経由で自分でAndroidアプリを入れる方式です。Muditaは、Googleのサービスを必要とするアプリは正しく動かない場合があり、互換性は保証しないとしています。LINEや銀行アプリ、ワンタイムパスワードのアプリが必要なら、Google Playが使えるAndroid機のほうが安全です。

SMSによる認証コードは、電話番号の入ったSIMがある端末に届きます。ミニマルフォンにメインの番号を入れると、銀行や通販の認証コードもそちらに届きます。主力スマホに番号を残すのか、ミニマルフォンに移すのか、2台持ちを始める前に決めておきましょう。

5. 日本語入力と更新の年数

日本語は見落としがちな関門です。Mudita Kompaktの表示言語は英語やポーランド語など欧州の言語が中心で、日本語はありません。HelenTechのレビューでは、Minimal Phone(MP01)の標準キーボードは英語のみで、Gboardに替えると日本語は打てるものの、物理キーボードとの相性が悪く「快適ではない」と評価されています。

更新年数も確かめたい点です。Mudita Kompaktは5年間のソフトウェアとセキュリティの更新、2年保証をうたっています。いっぽうBALMUDA Phoneは、2026年9月30日で修理やサポートを終えました。小さなメーカーの電話ほど、いつまで面倒を見てもらえるかが、使える年数を決めます。

主な機種の現状:2026年10月時点

ここまでの5項目で、主な機種を並べます。価格は2026年10月23日に各社の公式ストアで確認した米ドル価格で、セールや予約の割引がある場合は通常価格もあわせて示します。日本への送料や関税は含みません。

機種公式価格日本向けの扱いおサイフ向く使い方
Mudita Kompakt399ドル(Global版、通常価格)出荷対象国に日本なし一覧になしE Inkで通話・SMS中心
Light Phone III899ドル(予約、12月下旬お届け予定)日本向けの案内なし一覧になし道具を絞りきった電話
Minimal Phone 2予約価格599ドル〜(通常699ドル〜、12月出荷予定)日本語キーボードの選択肢なし一覧になし物理キーボードで文字中心
iKKO MindOne Pro通常価格499ドル公式ストア(米ドル、英語)から日本へ発送。技適表示は未確認一覧になしカードサイズのAndroid
Unihertz Jelly Star通常価格229.99ドル(JP版あり)JP版あり。国内ではIIJmioが2025年4月から販売(10月23日は販売終了の表示)一覧になし3インチのAndroid

(2026年10月23日確認。「一覧」はFeliCaネットワークスのおサイフケータイ対応機種一覧、2026年10月13日現在)

Mudita Kompakt:いちばん「ミニマル」だが、日本は対象外

Mudita Kompaktは、ポーランドのMuditaが作るE Inkの電話です。公式ストアによると、4.3インチのE Ink画面、重さ164g、3,300mAhの電池、IP54の防じん・防滴で、待ち受けで最大6日もつとされています。nanoSIMと、2枚目のSIMかmicroSDを選べるスロット、eSIMを備え、VoLTEとWi-Fi通話にも対応します。マイクと通信をまとめて切るハードウェアのスイッチがあるのも特徴です。

弱点は日本での扱いです。サポートページの出荷対象国一覧(2026年10月3日更新)に日本はなく、表示言語にも日本語がありません。E Inkで電話とSMS、地図と音楽だけを持ちたい人には魅力的ですが、日本で使うには技適と回線の確認を自分で引き受けることになります。

Kickstarterのキャンペーンは成立済みで、製品は公式ストアで販売されています。製品の詳細はMudita Kompaktの紹介ページにもまとめています(キャンペーン状況はリンク先で確認)。

Light Phone III:機能を減らすことに最も徹底した1台

Light Phone IIIは、米国のLightが作る電話です。公式ストアでは899ドルで、12月下旬のお届け予定として予約を受け付けています(2026年10月23日時点)。5G/4G LTEに対応するとされますが、ストアは「現地の通信会社との互換性を確認して」と書いており、日本向けの案内はありません。

アプリストアはなく、使えるのはLightが用意した「ツール」だけです。Engadget(2026年4月30日、Nathan Ingraham氏)によると、Lightは開発者向けのSDKを公開し、Lightが審査したツールだけを配る仕組みを準備していました。

その後のEngadget(2026年7月21日)によると、外部ツールの配信は今秋に始まる予定です。10月23日時点で、日本語のツールや日本の銀行アプリの予定は確認できません。より安い折りたたみ型のLight Flipは、公式ストアで349ドル、2027年4〜5月の出荷予定とされています(2026年10月23日時点)。

Minimal Phone 2:キーボード派の新顔だが、日本語は未対応

Minimal Companyの新型、Minimal Phone 2は、256GBが599ドル、512GBが699ドルの予約価格で注文を受け付けています(通常価格は699ドルと799ドル、2026年12月出荷予定)。物理キーボードの配列は英語・フランス語・ドイツ語・韓国語・アラビア語から選ぶ方式で、日本語の選択肢はありません。

初代のMP01は、HelenTechのレビューでAndroid 14ベースでGoogle Playのアプリが入り、NFCのタッチ決済も使えたと評価されています。いっぽう日本語入力が課題で、eSIMとFeliCaには対応していませんでした。Minimal Phone 2が日本語入力をどこまで改善するかは、出荷後のレビューを待ちたいところです。

iKKO MindOne:Androidが動くカードサイズ

iKKO MindOneは、オーディオ機器で知られるiKKOのカードサイズのスマホです。iKKOの公式オンラインストア(米ドル表示、英語)では、MindOne Proの通常価格が499ドルです(2026年10月23日時点)。

ストアの説明によると、有機ELの画面、Android 15と独自のiKKO AI OS、AIツール用の内蔵通信、180度回転する5,000万画素のソニー製カメラを備えます。キーボードとDACを内蔵した別売りのケースは、2026年11月出荷の予約です。

Androidが動くので、LINEや銀行アプリが入る可能性は、独自OSの電話より高いと考えられます。そのかわり、通知や誘惑を減らすかどうかは自分の設定しだいです。

ストアには4GのB1・B3・B8・B28・B41などが載っていますが、auが使うB18・B26や、ドコモのB19は見当たりません。技適と更新年数の記載もなく、おサイフケータイ対応機種一覧にも載っていません。また、注文は返品・返金不可と明記されています。買う前に技適の有無をメーカーに問い合わせ、返品できない前提で判断してください。

Kickstarterのキャンペーンは2025年8月に成立し、3,411人が支援しました。紹介記事はiKKO MindOneの製品ページにあります(キャンペーン状況はリンク先で確認)。

Unihertz Jellyシリーズ:日本向けの版を選べる小型Android

UnihertzのJellyシリーズは、ミニマルフォンというより「とても小さい普通のAndroid」です。公式ストアでは、3インチのJelly Starが通常価格229.99ドル、5インチの5G機Jelly Maxが339.99ドルで、どちらも「JP」版を選べます。Jelly StarはAndroid 13でNFCとデュアルnanoSIMを備え、FCCやCE、JATE(電話網に接続する端末の認定)などを取得したと案内しています。

Jelly Starは2025年4月1日から、IIJmioのサプライサービスでも販売されました(発売時の価格は3万2800円。ITmedia Mobile、2025年3月25日)。IIJmioの製品ページのデータでは、4GのB1・B3・B8・B18・B19・B26・B28・B41などに対応すると載っています。国内の通信会社が自社の回線向けに扱った機種なので、海外ストアから個人輸入するより、回線と手続きの不安は小さくなります。

ただ、10月23日時点のIIJmioの製品ページのデータは「販売終了しました」の表示で、在庫もありません。技適の番号は、Unihertzの製品ページの説明文でもIIJmioのページのデータでも確認できませんでした。Unihertzの公式ストアや中古で買うなら、本体の表示か総務省の検索で確かめてください。

日本向けにFeliCaを積んだJelly 2の日本版は、おサイフケータイ対応機種一覧に載る数少ない小型機ですが、公式ストアでは売り切れの表示です(2026年10月23日時点)。小さくてもSuicaを入れたいという希望をかなえる現行機は見当たりません。

国内の小型機は終わりつつある

日本のメーカーが作った小型機としては、BALMUDA Phoneがありました。バルミューダの告知によると、BALMUDA Phoneは2026年9月30日で修理とサポートの受付、関連アプリのサービスを終えています。中古で見かけても、修理は受けられません。

2台目の回線はどう組むか:eSIM・SIM・番号の分け方

ミニマルフォンを2台目にするなら、回線の組み方で使い勝手が決まります。ここでは、典型的な2つの組み方を考えます。料金は各社で大きく違うため、ここでは考え方だけを示します。

1つ目は、電話番号をミニマルフォンに移すやり方です。外出中も電話とSMSが受けられ、主力スマホはWi-Fiだけで家に置いておけます。そのかわり、銀行や通販の認証コードもミニマルフォンに届くようになり、主力スマホでのログインのたびに手元へ取りに行くことになります。

2つ目は、番号は主力スマホに残し、ミニマルフォンには別の番号かデータ用のSIMを入れるやり方です。認証はこれまでどおりですが、外出中に主力スマホへかかってきた電話は受けられません。家族など一部の人にだけ、ミニマルフォンの番号を伝えておく使い方になります。

eSIMに対応していれば、物理SIMを抜き差しせずに回線を持てます。Mudita KompaktはeSIMと物理SIMの両方を備えますが、Minimal Phone(MP01)はHelenTechによるとeSIM非対応でした。対応状況は機種ごとに違うため、契約したい回線の動作確認端末一覧とあわせて確かめてください。

買わないほうがいい人と、代わりの方法

ここまで読んで、条件が厳しいと感じた人もいるかもしれません。次のような人は、ミニマルフォンを買う前に別の方法を試すほうが、お金も手間もかからないと編集部は考えます。

  • 通勤でモバイルSuicaを使い、カードに戻したくない人
  • 仕事や家族の連絡がLINE中心で、外出中も受ける必要がある人
  • 日本語でのメッセージ入力が多い人
  • 2台を充電し、持ち物を管理する手間が負担になりそうな人

いちばん手軽な代わりは、いまのスマホの制限機能です。iPhoneのスクリーンタイムでは、使う時間帯のスケジュールや許容時間、特定の時間帯に連絡できる相手を設定できます。AndroidのDigital Wellbeingでも、アプリタイマーや画面の表示を変えるスケジュールを設定できます。

OSを乗り換えずに試せるので、まずここから始めるのが合理的です。iPhoneとAndroidの違いはiPhoneとAndroidの比較で整理しています。

国内で確実に使える「機能の少ない電話」なら、通信会社が売る4G対応のケータイもあります。ITmedia Mobile(2026年3月22日)によると、ドコモのDIGNO ケータイ KY-42Cなどは2026年もショップで売られています。ドコモの製品ページでもKY-42Cは「発売中」で、VoLTEの通話とテザリングに対応します。技適や周波数の心配はいりません。

そのかわり、同じ記事によるとLINEはこうした折りたたみケータイのサポートを終えています。KY-42Cはドコモの仕様表でFeliCaの欄が「-」で、おサイフケータイにも対応していません。電話とSMSに絞りたい人には、海外のミニマルフォンより確実な選択です。購入はドコモの製品ページ(外部サイト)(新しいタブで開きます)からドコモショップやオンラインショップへ進めます。

折りたたみの形でLINEも使いたいなら、韓国ALTの日本法人が2026年2月に発売した「MIVE ケースマ」があります。ITmedia Mobileによると、Android 14 Go Editionを載せた「ケータイ型スマホ」で、LINEやGoogleのアプリを標準で使えます。

公式の仕様では4GのB1・B3・B8・B18・B19・B26・B28・B41に対応し、ドコモ・au・ソフトバンクの回線で使えるとしています。ただしFeliCaの記載はなく、Suicaはカードで持つ前提です。販売店とMVNOの一覧は公式の製品ページ(外部サイト)(新しいタブで開きます)にあります。

「紙のような画面で読みたい」が主な動機なら、電話機能のない電子ペーパー端末という選択肢もあります。BOOXのスマホ型「Palma」シリーズは、日本ではSKTが扱っています。電話やSuicaは主力スマホに任せ、読書だけを分けられます。電子ペーパー端末の選び方は、電子ペーパータブレットの比較にまとめています。

よくある質問

ミニマルフォンでLINEは使えますか?

機種によります。Google Playが使えるAndroid機(Unihertz Jellyシリーズなど)なら、アプリ自体は入れられるはずです。ただし、LINEはスマホをメイン端末、タブレットやPCをサブ端末として扱う仕組みです。

編集部としては、主力スマホとミニマルフォンの両方で同じアカウントを使い続けることは期待しないほうがよいと考えます。アプリストアのないLight Phone IIIや、Googleのサービスを載せないMudita Kompaktでは、動く保証がありません。

海外のミニマルフォンを個人輸入して使ってもいいですか?

日本に住む人が毎日使うなら、技適の表示がある機種を選ぶのが前提です。表示が見当たらない場合は、総務省の検索で確かめてください。個人輸入の関税や消費税は、個人輸入の関税の記事で計算方法を説明しています。

クラウドファンディングで支援しても大丈夫ですか?

iKKO MindOneもMudita Kompaktも、Kickstarterのキャンペーンは成立し、製品はそれぞれの公式ストアで販売されています。これから出る新しい機種を支援する場合は、届くまでの遅れや仕様変更のリスクを考えておきたいところです。見極め方はクラファンで失敗しないための記事にまとめています。

まとめ:まず設定で減らし、それでも足りなければ2台目を

海外のミニマルフォンは、日本ではいまのところ「1台で暮らす」道具より、「主力スマホを置いて出かける日」のための道具として考えると失敗が少なくなります。機能の少ない電話そのものが目的なら、国内で売られている4Gケータイやケータイ型スマホも同じ土俵で比べてください。買う前に確かめたいのは、技適、周波数、Suica、LINEと認証、日本語と更新の5つです。

  • SuicaとLINEを手放せない人:スクリーンタイムやDigital Wellbeingから始める
  • 電話とSMSだけで十分な人:技適の心配がない通信会社の4Gケータイが確実。LINEが要るならMIVE ケースマのようなケータイ型スマホ
  • 外では電話と地図で十分で、海外の機種に惹かれる人:Suicaをカードにして、技適を確かめたうえで2台目を検討する
  • 小さくてもアプリを使いたい人:Unihertz JellyのJP版やiKKO MindOneなど、Google Playが動く機種を候補にする
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Sources

  1. Mudita「Mudita Kompakt」(公式ストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  2. Mudita「Mudita Kompakt」製品ページ (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  3. Mudita Support「Where Does Mudita Ship the Mudita Kompakt?」(2026年10月3日更新) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  4. Light「Light Phone III」(公式ストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  5. Light「Light Flip」(公式ストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  6. Engadget「The minimalist Light Phone III will soon support a curated set of third-party apps」(Nathan Ingraham、2026年4月30日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  7. Engadget「The Light Flip is a minimalist flip phone that leaves out all those distracting apps」(Nathan Ingraham、2026年7月21日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  8. INTERNET Watch「ミニマリスト向け携帯電話『Light Phone』の新モデル、E Ink電子ペーパーを廃止へ」(2024年6月13日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  9. Minimal Company「Minimal Phone 2」(公式ストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  10. HelenTech「Minimal Phone (MP01) を実機レビュー。E-Ink と物理キーボードは良いが日本語入力が課題」(尾村真英、2025年4月17日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  11. Unihertz「Jelly Star」(公式ストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  12. Unihertz「Jelly Max」(公式ストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  13. Unihertz「Jelly 2 - 3インチ小型FeliCaスマホ (日本)」(公式ストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  14. ITmedia Mobile「3型の超小型スマホ『Jelly Star』、IIJmioが4月から販売 3万2800円」(2025年3月25日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  15. IIJmio「Unihertz Jelly Star」製品ページ(ページが読み込む端末データで販売終了の表示を確認) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  16. ITmedia Mobile「ドコモ3G終了目前、今さら聞けない『ガラケー』と『ガラホ』の定義 LINE対応の『ケースマ』とは?」(金子麟太郎、2026年3月22日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  17. NTTドコモ「DIGNO ケータイ KY-42C」製品ページ・仕様 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  18. ALT JAPAN「MIVEケースマ」製品ページ (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  19. ALT JAPAN(PR TIMES)「ガラケーみたいなスマホ、『MIVEケースマ』ヤマダデンキ・ノジマ・エディオン・平和堂で取り扱い開始」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  20. バルミューダ「BALMUDA Phoneおよび関連アプリのサポート、アクセサリの販売終了のお知らせ」(2026年7月17日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  21. FeliCaネットワークス「おサイフケータイ対応機種一覧」(2026年10月13日現在) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  22. ahamo「対応機種」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  23. LINEヘルプセンター「プロフィールを設定する」(メイン端末・サブ端末の区分) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  24. ITmedia Mobile「技適マークのない『海外スマホ』を日本で合法的に使うには?」(2024年12月25日) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  25. Apple サポート「iPhoneで自分のスクリーンタイムを設定する」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  26. Android ヘルプ「Digital Wellbeing で Android スマートフォンの使用パターンを管理する」 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  27. SKT「BOOX」製品情報 (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  28. Kickstarter「iKKO MindOne」プロジェクトの公開データ (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  29. Kickstarter「Mudita Kompakt」プロジェクトの公開データ (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)
  30. iKKO「MindOne Pro」(公式オンラインストア) (2026-10-23確認)(新しいタブで開きます)

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