Path 22 Ti-Lume は、ロンドンのデザインチーム「septem studio」が開発したキーチェーン型コンパスです。「日常の携帯」と「冒険の場面」の両方に対応するように設計され、単なる方位指示道具を超えて「方向を見失わないための小さな支え」としての意味合いを持っています。

山道で道に迷った時、スマホのバッテリーが切れた深夜の帰り道、あるいは新しい街を散歩していて方位感を失った瞬間 —— 誰もが一度はこうした状況に直面します。そんな時に、キーチェーンにつけていればすぐに取り出せる Path 22 Ti-Lume は、確かな方向を指し示してくれます。チタニウムの軽さと強さ、暗闇でも見える発光ダイヤル、環境に応じて交換できるコアなど、実用性と耐久性を融合させたデザインが特徴で、「長年使い続けられる道具」としての完成度を追求しています。

Path 22 Ti-Lume の特徴

Path 22 Ti-Lume の最大の魅力は、「どんな環境でも信頼できる性能」と「日常に溶け込むコンパクトさ」の両立にあります。以下では、その核心的な特徴を詳しく解説します。

まず、素材に採用されているGrade 5 チタニウムが挙げられます。Grade 5 チタニウムは航空機部品や医療機器にも使用される高強度素材で、通常の金属に比べて「軽さ」と「耐食性」に優れています。

この素材を使用することで、Path 22 Ti-Lume の重量はわずか 12g に抑えられています。キーチェーンにつけてバッグやポケットに入れても、重さを感じにくく、長時間持ち運んでも疲れることがありません。

同時に、塩水（海水）や雨に濡れても錆びにくい特性があるため、海岸でのハイキングや雨天でのアウトドア活動でも安心して使用できます。さらに、IPX8 防水規格に対応しているため、水に浸かる程度の環境でも内部のコアが故障することは少なく、長期的な耐久性を確保しています。

表面処理には 3 種類のオプションが用意されています。標準仕様のRaw Titan（ストーンウォッシュ仕上げ） は、チタニウムの自然な質感を活かしたシンプルなデザインで、経年変化によって独特の風合いが出るのが魅力です。オプションで選べるForged Ember（火酸化処理仕上げ） は、手作り感あふれるザラついた表面に赤みがかった色調を加え、アウトドア好きの方に人気があります。もう一つのオプションPrism Fade（虹色仕上げ） は、紫色から青色へと光によって色が変化する虹色の表面を持ち、日常のコーディネートに華やかさを添えてくれます。これらの仕上げは、単なるデザインの違いだけでなく、使用シーンや個人の好みに合わせて「自分だけのコンパス」を選べる自由度を提供しています。

次に、機能面での特徴としてフルダイヤル発光が挙げられます。一般的なコンパスは暗闇の中では方位が読み取れにくいことが多いですが、Path 22 Ti-Lume はダイヤル全体が柔らかく発光するため、夜間でも視界を妨げることなく正確な方位を確認できます。この発光は「強いグレア（まぶしさ）」ではなく、人間の暗順応を崩さない程度の明るさに調整されているため、例えばキャンプ場のテントの中で灯りを消した後でも、目を慣らす必要なくすぐに使用できます。山道の夜道を歩く時、あるいは停電などで室内が暗くなった時 —— これらのシチューで、この発光機能が「方向を見失う不安」を取り除いてくれるのです。

もう一つの核心機能は交換可能なコアとグローバルバランスニードルです。Path 22 Ti-Lume のコアには「エアー充填タイプ」と「液体充填タイプ」の 2 種類が用意されていて、使用環境に応じて交換することができます。エアー充填タイプは低温環境でも凍りにくく、ニードル（指針）の動きが速いため、寒冷地でのアウトドア活動に適しています。一方、液体充填タイプはニードルの揺れが少なく安定した指示が可能で、日常の歩行中や車内での使用など、振動が発生しやすい場面での精度が優れています。この交換機能により、一つのコンパスで「寒冷地の登山」から「日常の通勤」まで幅広く対応できるのが大きなメリットです。

さらに、グローバルバランスニードルは、北半球だけでなく南半球でも正確に方位を指示できる設計になっています。一般的なコンパスは緯度によってニードルのバランスが崩れることがありますが、Path 22 Ti-Lume のニードルは地球の磁場に応じて自動的に水平を保ち、どの緯度でもスムーズかつ正確な動きを実現しています。海外旅行でのハイキングや、南北半球を渡る長期旅行でも、このコンパスはあなたの側にいて真北を指し示し続けます。

サイズ面では、24.2×30.2×9.2mm と非常にコンパクトな設計になっています。指の腹くらいの大きさで、キーチェーンに他のキーと一緒につけてもかさばりません。ポケットの隅やバッグの小物入れに入れても場所を取らず、必要な時にすぐに取り出せる利便性があります。「小さすぎて使いにくいのでは？」と心配になる方もいるかもしれませんが、ダイヤルの文字は鮮明に刻印されているため、肉眼でも容易に方位を読み取れます。この「コンパクトさ」と「使いやすさ」のバランスは、日常的に携帯する道具として非常に重要なポイントです。

最後に、Path 22 Ti-Lume の「使い続けられる設計」も特徴の一つです。交換可能なコアは、長年使用してコアが故障した場合でも、新しいコアに交換するだけでコンパスの寿命を延ばせるため、無駄な廃棄を減らすことにも貢献します。また、チタニウム製の本体は衝撃にも強く、キーチェーンとして持ち運ぶ途中で落下したり、他の小物と接触したりしても簡単に破損することは少ないです。「買ったらすぐに壊れる」ということが少なく、長期的に使用することで「自分だけの道具」として愛着を持てるのもこのコンパスの魅力です。

まとめ

Path 22 Ti-Lume は、「チタニウムの強さと軽さ」「昼夜対応の発光機能」「環境に合わせた交換コア」「グローバル対応のニードル」といった実用的な機能をコンパクトなサイズに凝縮したキーチェーンコンパスです。日常の散歩から海外の冒険まで、あらゆるシーンで「方向を見失わない」ための支えとして活躍し、長年使用しても劣化しにくい耐久性も備えています。

スマホが普及した今でも、電源が切れたり電波が届かなかったりする場面では、「確かな物理的な道具」の価値が改めて認識されます。Path 22 Ti-Lume は、そんな「不安な瞬間」を救ってくれる道具であり、同時に「日常の小さな冒険」に彩りを添えるアイテムでもあります。

もし「日常に携帯できる確かなコンパスが欲しい」「アウトドア活動で信頼できる方位指示道具が必要」と思っている方には、Path 22 Ti-Lume は非常に適した商品と言えるでしょう。その実用性とデザインの両立は、単なる「道具」を超えて「生活の一部」として愛用されることを約束しています。